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ボリューム機能も搭載

Soulution、税抜580万円のフラグシップフォノEQ「755」

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
2020年09月04日
スイスのオーディオブランドSoulutionより、フラグシップライン“7シリーズ”としてフォノイコライザーアンプ「755」が本日9月4日から発売された。価格は5,800,000円(税抜)。

Soulutionのフォノイコライザーアンプ「755」。価格は5,800,000円(税抜)

Soulutionの「755」は、同社が持ち得る技術をすべて投入し完成されたフォノイコライザー。RIAA規格に厳密に準拠し、低ノイズ、低歪み、優れたチャンネルセパレーションを実現。アナログ・コンピューティングにより出力段を線形化し、驚異的な高速処理で音楽のディテールを忠実に再現するという。

入力はRCAアンバランスのみで、MC2系統、MM1系統を搭載。信号経路内のパーツを極力少なくし、伝送信号の短縮化を測っているという。出力はRCAアンバランス、XLRバランスを各1系統搭載。サイズは480W×467D×167Hmm、質量は30kg。

「755」のリアパネル。入力はRCAのみで、MC2系統、MM1系統を搭載

MC入力は10〜1000Ωの細かなステップでのインピーダンス調整が可能。MM入力では、47Ω〜47kΩ間でのインピーダンス調整に加え、負荷容量を0〜750pFの間で調整ができる。出力ゲインの調整も可能。ハイパス・フィルターやグラウンドリフト機能、モノラルモード(入力LR信号を合成し、均一なモノラル信号として出力する)も搭載。

左右チャンネルを個別に配列したデュアル・モノラル・レイアウトで、理想的なチャンネルセパレーションを実現するよう回路を設計し、クロストークの排除に寄与している。

緻密に構成された755の内部パーツ

また、アナログのパッシブボリュームコントロールを搭載、高精度で低ノイズの金属箔抵抗を使用している。ボリューム変更時には、ノイズを防ぐためにPGA(Programmable Gain Amplifier)を備えた別のボリュームコントロールを使用。PGAはボリュームが変更された時にのみ動作し、新たな音量に調整されたあとは通常の抵抗器ボリュームに戻る。ボリュームは0dB〜-79dBまで1dBごとに調整できる。ボリュームパススルーの設定も可能。

電源部は、音楽信号を伝送するアナログ回路と、ディスプレイを制御するデジタル回路用に個別に専用電源を搭載。アナログ部には極限までクリーンな電源を供給することができる。デジタル回路には、ノイズが少なく安定したスイッチング電源を使用、アナログ回路には高出力のトランスを備えている。フィルターコンデンサーは500,000μFを超える静電容量を備える。巨大な静電容量で、余裕のある伝送と出力を可能にしている。

プリアンプ「725」と同じ大容量フィルター・コンデンサーを搭載

周波数特性は0Hz〜1MHz、S/N比は100dB、チャンネルセパレーション60dB、THD+Nは2Ωとなっている。出力ゲインは、MC 78dBと72dB、MM 66dBと60dBに設定可能。消費電力は最大60W、スタンバイ時は0.5W以下となっている。

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