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振動系や遮光板を一新、イコライザーは2筐体方式

DS Audio、第3世代に進化した光カートリッジ「Grand Master」

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編集部:成藤 正宣
2020年07月13日
DS Audioは、同社の光電型カートリッジ新製品「Grand Master」を本日7月13日より発売する。価格はカートリッジ本体が1,200,000円(税抜)、専用イコライザーが4,000,000円(税抜)。

「Grand Master」

「Grand Master」専用イコライザー(イコライザー/電源が完全独立した2筐体式)

6月下旬から7月上旬にかけて情報公開を行ってきた製品が正式に発表されたかたち。なお、従来モデル「DS Master1」ユーザーを対象に、最大2割引でGrand Masterにアップグレードができる「バージョンアッププラン」が用意される。

従来モデルである「DS Master1」「DS-W2」「DS002」「DS-E1」の振動系とは異なる完全新規設計を採用した、同社光カートリッジの第3世代に位置づけられた製品。音楽信号を検出するための内部LED/PD(フォトディテクター)を左右チャンネルに各々独立して設置する最適化を行い、カートリッジ出力を40mVから70mVと約1.75倍に向上。SN比やチャンネルセパレーションも改善した。

また、遮光板を小型化すると共に、材質をアルミニウムから純度99.9%の無垢ベリリウムに変更。これにより、質量は従来モデルの1.56mgから0.74mgまで軽量化、一般的なMCカートリッジの鉄心+コイルの10分の1以下となり、光カートリッジの利点である質量の小ささを最大限に高めたとしている。

内部構造や遮光板を改良し、出力/SN比/チャンネルセパレーション、光カートリッジの長所である軽量さなどを従来モデルから大きく強化したという

さらに、同社製品では初めてダイヤモンドカンチレバーとマイクロリッジ針の組み合わせを採用。カートリッジベース部も可能な限り一体加工することで剛性を高め、内部配線は従来モデルの1.6倍の太さとすることでインピーダンスを低減している。

ボディ素材は超々ジュラルミン、カンチホルダー素材はステンレスを採用。推奨針圧は2.1g、質量は7.7g。

専用イコライザーは、イコライザーユニットと電源ユニットが完全に独立した2筐体構成を採用。イコライザーユニットには234万μF、電源ユニットには297万μFという膨大な容量の電解コンデンサーをそれぞれ搭載し、電力供給を強化することでより深い低域再生を可能にしたという。

その他にも、DS Master1と比較して1.5倍の容量のトランスを左右チャンネルに1つずつ、カートリッジ電源供給用に1つ、計3つ搭載。また新たに同社特注の専用フィルムコンデンサーや無誘導巻線抵抗なども採用した。

出力端子はRCA×3系統/XLR×3系統、入力端子はRCA×1系統を搭載。低域が完全にフラットに伸びていく振幅比例型の特徴を最大限に活かすべく、低域のカットオフポイントを6パターンから選択できる切り替えスイッチも搭載している。

6パターンの低域カットオフポイントを切り替えられるスイッチも搭載

定格出力電圧は700mV(Grand Masterカートリッジ接続時)、出力インピーダンスはRCA/XLR共に120Ω。外形寸法はイコライザーユニット/電源ユニット共通で452W×152H×486Dmm、質量はイコライザーユニットが25.1kg、電源ユニットが29.8kg。

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