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化粧箱も高品位な特別仕様

フォステクス、フォスター電機創立70周年記念の復刻スピーカーユニット「FE103A」

編集部:成藤 正宣
2019年08月30日
フォスター電機株式会社フォステクスカンパニーは、フォスター電機創業70周年を記念した特別仕様の10cmフルレンジスピーカーユニット「FE103A / Foster 70th Anniversary Model」を、10月下旬より数量限定で発売する。価格は70,000円(ペア/税抜)。

フォステクス「FE103A」

1970年代に同社で製造していたフルレンジスピーカーユニットを、往年のスタイルを保ちつつも、2層抄紙ESコーンや低歪磁気回路といった現代の独自技術を加えて復刻した製品。ユニットを収めた木製化粧箱も、社名を記した真鍮製プレートが付属するなど創業70周年記念の特別仕様となっており、ディスプレイも可能なデザインとしている。

木製の化粧箱も特別仕様で、社名入り真鍮プレートが付属。記念品として飾っても違和感のないデザインとしている

磁石にはアルニコマグネットを採用し、磁気回路内のポールピースに銅キャップを配置。電流および駆動系の歪みを低減し、中高域の明瞭度を向上させている。

コーン紙に採用した2層抄紙ESコーンは、基層は長繊維パルプを主体としたかさ高の構造とすることで高剛性と内部損失の保有を両立し、表層は単繊維パルプを配合することで振動板表面の伝播速度を高めた。これにより、明るくハリのある音色の中域、立ち上がりが良くキレのある高音、厚みのある低音の再生を可能にしたという。

ベースとなった1970年代のスピーカーユニットをそのまま復刻するのではなく、各部に現代の技術を加えている

ダンパーネック部にポケット形状を設けるポケットネックダンパー方式を採用することで、コーン紙/ダンパー/ボイスコイルを同一円周上で接着する3点接着を実現。コーンネック部の強度や高域特性を向上させている。同時にハトメレスの構造とすることで、中音域の高調波歪を低減した。

入力端子はファストン205タイプの低損失金メッキ端子を採用。スピーカーケーブルを確実に接合し、音質劣化を防ぐとしている。

インピーダンスは8Ω。質量は1ユニットにつき600g。

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