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「HIGH END」はいかにして世界最大のオーディオショウになったのか? 主催者がその歴史と展望を語った

公開日 2019/05/12 14:14 オーディオ編集部・浅田陽介
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ーー 昨今ではミュンヘンに加えて、スイスで開催しているHIGH END SWISS、そしてデュッセルドルフで開催しているWORLD OF HIFIも主催なさっていますが、なぜ、ミュンヘン以外での開催をスタートさせたのですか?

Dreischärf スイスについてはオーディオショウの開催がなく「やって欲しい」という声を沢山いただいたからというのが大きな理由です。デュッセルドルフでのWORLD OF HIFIは、HIGH ENDが国際的なショウという位置づけに対してヨーロッパを中心とした一般オーディオファンの方を対象としたショウとして開催しています。現在は北欧でも開催することを計画中です。

ーー 昨年から、HIGH ENDでは著名なミュージシャンを採用してのPRを開始していますが、そこにはどのような狙いがあるのでしょうか?

HIGH ENDが掲げる「ENJOY THE MUSIC」はオーディオファンへのメッセージでもあると話す

Dreischärf オーディオは音楽を楽しむためのものだからです。もちろん、テクノロジーなどでアピールしても良かったのですが、それよりももっと、オーディオの本質的な部分を大切にしているショウだということを皆様に知っていただきたいと思っています。ミュージシャンを採用してPRを行ったのは昨年が初めてで、今年は自身もマスタリング・エンジニアとして数々の名作に関わっているSteven Wilsonさんにお願いしました。今後もこうした私達のスタンスを明確にすると取り組みを行っていく予定です。

ーー 最後に、なにか特に伝えたいことがあればお願いします。

Dreischärf 「ENJOY THE MUSIC」。この一言につきます。多くのポジティブな結果が現在のHIGH ENDの成功へとつながっていますが、それも私達自身がこの「ENJOY THE MUSIC」という言葉を大切にしているからです。

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