「ORTOFON/CENTURY」

Pro-Ject、オルトフォン100周年を記念したアナログプレーヤー。限定カートリッジを標準搭載

2018/12/07 編集部:小澤貴信
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ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うPro-Jectより、オルトフォン社の100周年を記念したアナログプレーヤーでMMカートリッジ「The Concorde Century」を標準搭載した限定モデル「ORTOFON/CENTURY」を12月下旬より発売する。価格は450,000円(税抜)。

「ORTOFON/CENTURY」

Pro-Jectが、「長年のパートナーであり、友人であるオルトフォン創業100周年を祝福するために開発した」という特別仕様のアナログプレーヤー。同社はオルトフォンのカートッジをアナログプレーヤーの標準装備品として採用してきた経緯がある。

ORTOFON/CENTURYは、同社のベストセラーモデルという「The Classic」をベースとした特別仕様モデルで、オルトフォン100周年を記念したMMカートリッジ「The Concorde Century」を標準装備する。

The Concorde Century(関連ニュース)は、オルトフォンが創立100周年に際して、DJ向けカートリッジの定番モデルとして世界的に愛用されているConcordeを、再びHi-Fi用カートリッジとしてリデザインしたというモデル。クローム仕上げのハウジング、無垢ダイヤのファインライン・スタイラスを採用し、さらにMMコイルにはシルバーメッキの銅線を採用する。同社は「Concordeが本来得意であった空間表現、奥行き感、サウンドの緻密なディティールを創出する」と紹介している。

「The Concorde Century」を標準搭載

アナログプレーヤーについては、特別仕様としてピアノブラックのシャーシフレーム、アルミ製のシルバーサブシャーシを採用。また、オリジナルのThe Classicにはない独自機能として、電子制御のスピード切替スイッチ(33回転/45回転切替)を装備する。ドライブベルトをプーリーの上部リングにかけ変えることで、78回転にも対応できる。

通常モデルとの共通仕様として、筐体にはTPEフローティング処理が施されたメタルとMDFのサンドウィッチ構造のシャーシを採用。脚部は高さ調整可能なデカップリング・フットとなる。プラッターはTPE防振処理の施された高精度アルミニウム・プラッターで、レザー製ターンテーブルマットも用意される。

9インチ・Sシェイプのトーンアームを搭載し、アジマス、VTA調整も可能。アーム軸受には日本製の高精度ベアリングが用いられている。カウンターウエイトはTPEで共振防止処理している。ダストカバーが付属する。

ワウフラッターは33回転:±0.03%、45回転:±0.04%。回転偏差は33回転:±0.08%、45回転:±0.1%。S/Nは-71dB。消費電力は最大5W(スタンバイ時:0.5W以下)。外形寸法は460W×131H×351Dmm、質量は10.2kg(ダストカバー装着時)。

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