SN比を高め受信性能も向上

ヤマハ、“Hi-Fi設計”を投入したFM/AMチューナー「T-S1100」など2機種

2015/09/03 編集部:杉浦 みな子
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ヤマハは、同社のHi-Fi開発思想を投入したFM/AMチューナー「T-S1100」「T-S501」を11月上旬に発売する。

T-S1100 ¥75,000(税抜)
T-S501 ¥35,000(税抜)

T-S1100

T-S501

ヤマハ製Hi-Fiコンポーネントの1つとして、同社が長年培ってきた高周波技術を投入し、SN比を高めつつ素直なサウンドキャラクターを追求して開発したというFM/AMチューナー。なお同社のチューナー製品は、これまでに受信性能への要求水準が厳しい海外市場でも高く評価されているという。

今回、従来機種「T-S500」が好評であることを受け、新しく「ワイドFM」に対応する後継機としてT-S501をラインナップ。さらに、筐体の制振性を高めた上位モデルのT-S1100も追加し、FM/AMチューナー製品を強化する形となる。

T-S1100は上位機種として、シルバーの筐体にピアノブラックのサイドパネルを配置するという、同社Hi-Fi製品のハイエンドラインと共通したデザインを採用している。筐体には高剛性シャーシを採用し、脚部には削り出しの鉄レッグを装備。電源は着脱式としている。本機もFM放送用の周波数でAM放送の補完を行うワイドFM機能に対応する。

T-S501は、外観デザインは従来機種と同一で、シンプルなアルミ製の筐体と使いやすさに配慮した操作レイアウトを採用。従来機種からの進化点はワイドFMへの対応のみで、それ以外は機能面でも従来機種T-S500と共通の仕様を備えている。

なおT-S1100/T-S501とも、チューナー部の仕様は共通。

FMチューナー部は受信周波数が76.0〜94.9MHzで、50dB S/N感度はMONOが3μV。実用感度はMONOが1.5μVでイメージ妨害比が40dB、IF妨害比が70dB、実行選択度が70dB。SN比はMONOが75dBでSTEREOが70dBとなる。歪み率はMONOが0.3%でSTEREOが0.5%。ステレオセパレーションは43dBで、周波数特性(20Hz〜15kHz)は-3dB、アンテナ入力(アンバランス)は75Ωとなる。

AMチューナーは受信周波数が531〜1611kHzで、実用感度が300μV/m、選択度が50dB、S/N比が50dB。イメージ妨害比が50dBで、全高調波歪が0.8%となる。

また、2機種共通の機能として、ユーザーがFM放送局とAM放送局を最大40局までランダムに記憶できるプリセットメモリーを装備している。FMはオートプリセットに対応。ロータリーエンコーダーでプリセットされた放送局を素早く閲覧することが可能で、聴きたい局へ快適にアクセスできる。また、ヤマハ製プリメインアンプやAVアンプの付属リモコンを本機のリモコン受光部へ向けて、選局などの基本操作も行える。

【問い合わせ先】
ヤマハお客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

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  • 発売日2015年11月上旬
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