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「ベネチアン」会場のオーディオ・ブースをレポート

【CES】オーディオノート新スピーカー/AIR TIGHT 最高峰モノパワー/Zandenは新フォノイコ

季刊オーディオアクセサリー編集部・伊佐山勝則
2013年01月09日
ラスベガスにて開催中の2013 International CES。米国内外のハイエンドオーディオメーカーが集まる会場「ベネチアン」より、オーディオノート・ブースの模様をレポートする。

■オーディオノート

欧米を中心に世界的な知名度を持つ日本発のブランド、オーディオノートからはスピーカーシステム「BIYURA」が出展。いよいよ完成となり、間もなく発売されることとなった。

ブースではアナログプレーヤーからスピーカーまで同社のフルシステムでデモが堪能できる

「BIYURA」はいずれも励磁駆動によるフィールド型の25mmホーン・トゥイーターと20cmペーパーコーン・ウーファーからなる2ウェイ構成となっており、ネットワークや励磁電源はスピーカー本体に内蔵されている。

トゥイーターとウーファーはいずれも同社オリジナルの設計。同社の象徴ともいえる純銀線をコイル等で随所に採用し、音質を徹底的に追求している。


同社初のスピーカー「BIYURA」。自社開発のトゥイーターとウーファーは共に励磁駆動させるフィールド型で2ウェイ構成

実際に音を視聴することができたが、ソースの情報量をありのままに再生する圧倒的な再現性は、まさにストレートかつナチュラルそのもの。開発をはじめてから3年目にして、いよいよ完成にこぎ着けたという同社初のスピーカーシステムは、日本のオーディオファンも注目すべきクオリティを誇っている。

なお取材時点(現地時間8日)には展示が間に合わなかったが、パラレルシングルエンド仕様のモノラルパワーアンプ「Kagura」も登場予定とのこと。「BIYURA」を最適に駆動するために開発されたアンプで、メイントランスと4つのチョークコイルがそれぞれ独立構成となっているのが特徴。現地時間9日ごろには展示予定ということなので、追ってレポートしていきたい。

■AIR TIGHT(エアタイト)

やはり欧米で高い人気を誇る日本の管球アンプ・ブランドAIR TIGHT(エアタイト)のブースも盛況を博していた。同ブースではハイパワーのビーム管「6550」6本をパラ接続させた同社の最高峰モノラルパワーアンプ「ATM-3011」を出展。フォーカルのスピーカーシステム「Utopia」を駆動してのデモンストレーションを行っていた。

最高峰モノラルパワーアンプ「ATM-3011」にて、フォーカルの「Utopia」をドライブ。多くの来場者がそのサウンドに聴き入っていた


■Zanden(ザンデン)

Zanden(ザンデン)は、同ブランドのフルシステムでTADのスピーカーシステム「TAD-R1MK2」をドライブし、注目を集めた。同社ブースでは新製品も続々と発表されている。

同ブランドのフルシステムを用いて、TADの「TAD-R1MK2」をドライブ。来場者の注目を集めていた

同社として初となるソリッドステート式を採用したフォノイコライザーアンプの「Model120」(日本でModel100として販売予定)は、5つのイコライザー切り換えやフェーズ切り換えスイッチを装備。価格は7,500ドル前後を予定している。

ソリッドステート式を同社として初採用したフォノイコライザーアンプ「Model120」。5つのイコライザー切り換えやフェーズ切り換えスイッチも装備

ステレオパワーアンプの最新機「Model8120」も登場。KT-120を出力管に採用してのフルバランス駆動を採用し、最大100Wの出力を実現している。価格は20990ドルを予定。

さらに、本機と同コンセプトのプリアンプ「Model3100」も出展。従来機「Model3000」では別筐体だった電源を、本機では一体化させたことが特徴。フロントパネルはパワーアンプと同様に、透明アクリルにブラストをかけた美しい仕上げに変更されている。フルオートのリモコンも標準装備。価格は12500ドル前後を予定しているとのことだが、同社の従来のラインナップからいえば、破格の価格帯と言える。

新型プリアンプ「Model3100」。従来モデル「3000」は電源が別筐体だったが、これ一体化させることでコストダウンを実現させた

ステレオパワーアンプの最新機「Model8120」はKT-120出力管を採用したフルバランス駆動を実現

同社の代表である山田和利氏は「世界的に経済不況が続く状況のなかですが、少しでも多くのオーディオファンの方々にZandenの音を楽しんでいただけたらと思い、手の届きやすい価格帯の製品を充実させていきたいと思います」と、コメントしてくれた。

アナログ関連のアクセサリーでは、自社開発のターンテーブルシートも発表。ハネナイトゴムに音質を考慮した特殊処理を施したもので、実際に触ってみると思った以上に分厚い。ゴムというよりはゲル状の素材を連想させるような感触があり、これは効果がありそうだと感じた。日本登場時には「アナログ」誌でも紹介したい製品だ。

オリジナルのターンテーブルシートも登場。ハネナイトゴムに特殊処理を施している


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