AUDIOMACHINAの新スピーカーも

ステラヴォックス・ゼファン内覧会開催、独EINSTEINの真空管アンプなど5機種を新規取扱い

公開日 2009/08/27 19:30 Phile-web編集部
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ステラヴォックスジャパン(株)と(株)ゼファンは本日、両社が発売する新製品を一堂に集めた内覧会を開催した。ステラヴォックスは独EINSTEIN(アインシュタイン)製品を新規に取扱うことを発表し、第1弾モデルとして、CDプレーヤー、プリメインアンプなど5機種を初披露した。一方ゼファン取扱いブランドからは、AUDIOMACHINA社の新スピーカー、Xodus(エクソダス)社の試作製品などが展示された。


■EINSTEINブランド

ステラヴォックスが取扱いを開始する独のオーディオブランドEINSTEINは、約20年ぶりに国内市場での復活を遂げることとなるブランド。新製品としてアンプ、CDプレーヤーなど5機種が10月1日から発売される。

・モノラルパワーアンプ The Final Cut MK 60 II 378万円(税込・ペア) 


The Final Cut MK 60 II

真空管は6C33三極管4本、E88CC/6922デュアル三極管5本という構成
出力トランス不要のOTL回路を採用した出力70W(8Ω)のモノラルパワーアンプ。トランスを介さず真空管が直接スピーカーをドライブすることができるため、一般的な真空管アンプと比べて90(8Ω)という高いダンピングファクターを獲得。また完全バランス設計により高いSN比も保持している。ダイレクトライン思想に基づきシグナルパスを極力短くする設計を施しているという。

電源部にはカスタムメイドの大型電源トランスを採用し、ハイスピードかつダイナミクスに優れた電源供給を実現させた。XLR入力端子を1系統装備する。真空管は6C33三極管4本、E88CC/6922デュアル三極管5本という構成。

・プリアンプ The Tube II 199万5,000円(税込)


The Tube II
ダイレクトライン思想に基づいて設計された真空管プリアンプ。スイッチやリレー、トランジスタなどをシグナルパス上から排除。入力に対して真空管を1対1で対応させ、真空管のフィラメント自体を切り替える回路を採用することで信号の純度を高めている。

真空管はE88CC/6922双三極管を18本、ECC82デュアル三極管を1本搭載。カラーレーションの原因となる音波による真空管の振動を抑えるため、入力段を構成する10本の真空管をサスペンションでフローティングされたサブシャーシに設置することにより、色づけのないピュアなサウンドを実現している。

・CDプレーヤー The Source 199万5,000円(税込)


The Source
6H30双三極管4本構成のCDプレーヤー。ピックアップメカニズムにフィリップスのCD-Pro 2を搭載したトップローディング方式を採用。高い剛性を獲得し、ピュアな信号のピックアップを可能としている。

24bit/192kHzのDAコンバーターを搭載。左右チャンネル独立でD/Aボードを搭載することで、チャンネルセパレーションを高めている。電源部はアナログ/デジタル各セクションに対して最適な14種類の異なる電圧を供給するパワーサプライを搭載している。完全バランス構成の出力段は、ワイドレンジでリニアニティに優れ100dB以上の高SN比を獲得する。

・プリメインアンプ The Absolute Tune II 126万円(税込)


The Absolute Tune II
真空管の入力段とトランジスタの出力段を組み合わせたハイブリット構成のプリメインアンプ。80W(8Ω)の出力を確保している。電源部に至るまでデュアルモノラル構成を採用し、明瞭な音像定位を実現。入力段以降は完全バランス構成とすることで高いSN比を獲得したとしている。

出力段は1chあたり2つの出力トランジスタを使用したEINSTEN独自の完全バランス・パラレル・プッシュプル回路を採用し、トランジスタの歪みを低減させた。

・フォノイコライザー The Turntable's Choice 57万7,500円(税込)


The Turntable's Choice
素材にアルミニウム押出材を採用したチューブ形状のMCフォノステージ。ユニークな形状はシグナルパスを短縮するとともにレゾナンスを抑制し、外来ノイズや振動から信号を守る役割を果たしているという。RIAA回路はチャンネルあたり24個のトランジスタを採用したディスクリート回路。デュアル・モノラル構成とすることで優れたチャンネルセパレーションを実現する。電源部は外付け電源を採用し、電源がフォノ回路に与える影響を最小限に抑えている。

入出力端子はシングルエンド(RCA)入力が1系統、出力はシングルエンド(RCA)出力とバランス(XLR)を選択できる。筐体はスイッチを持たず、入力インピーダンスは差し替え式のロードインピーダンスを選択する仕様になっている。ゲインは70dB、SN比は76dB、出力インピーダンスは50Ω、出力電圧は5Vとなる。

■AUDIOMACHINAブランド
・スピーカーシステム PURE System MK II 483万円(税込・ペア)


PURE System MK II
ゼファン取扱いのAUDIO MACHINAブランドからはスピーカーシステム「PURE System」のMKIIモデルが新登場。10月より発売を開始する。従来モデルで搭載していたFOXTEX製ユニットのモデルチェンジに伴い、ユニットやエンクロージャーの仕上げ等を変更し、再度チューニングを施している。

ミッドレンジ、スーパートゥイーターのモニター部とサブウーファー部の2ピースモジュラー構成のスピーカーシステム。モニター部とサブウーファー部はピュアカッパーワイヤーで内部結線されている。ミッドレンジには振動板と振動系がリニューアルされたFOSTEX製の16mmドライバーを採用。スーパートゥイーターは従来同様FOSTEX製20mm軽量リングダイヤフラムとアルミ合金削り出しホーンのドライバーユニットを採用する。サブウーファーは新設計のアクティブ区六巣オーバーと100Wの内蔵アンプを搭載。内蔵アンプの電源部は従来モデルより強化されている。

エンクロージャーは従来モデルのアルミ合金ブロック削り出し仕上げから、自社のCNCマシーンで製造した航空宇宙グレードアルミ合金ブロック削り出しに変更されている。

■Xodusブランド


X100<左>とX2PA<右>
会場にはゼファン取扱いの米Xodus(エクソダス)社のステレオプリアンプ「X2PA」と最大出力500Wのステレオパワーアンプ「X100」の試作機も登場した。Xodusは09年にロサンゼルス郊外で誕生した気鋭オーディオブランドで、「最高のコストパフォーマンスを持つハイエンドオーディオ製品を開発すること」を目的とし活動している。価格は未定だが、両機セットで100万から120万くらいでの販売を検討しているという。


そのほか先日ステラヴォックスが新規取扱いを発表した独BRINKMANN製品も会場に並んだ。写真はアナログプレーヤー「OASIS」

Audiosmileのマイクロモニター「ケンサイ(賢才)


BRINKMANNのプリメインアンプ「INTEGRATED」


【問い合わせ先】
ステラヴォックスジャパン(株)
TEL/03-3958-9322

(株)ゼファン
TEL/03-5917-4500

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