トランジスター式プリメイン“Xシリーズ”第3弾

ラックスマン、エントリークラス初の「LECUA」搭載プリメインアンプ「L-505uX」を発売

公開日 2011/10/14 11:01 ファイル・ウェブ編集部
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ラックスマン(株)は、トランジスター式プリメインアンプ“Xシリーズ”第3弾として、電子制御アッテネーター「LECUA」搭載の「L-505uX」を11月に249,900円(税込)で発売する。本体色はブラスターホワイトで、シャンペンゴールドモデルも12月に発売する。

L-505uX

背面端子部の様子

同社のエントリークラス製品として長い歴史を持つ505シリーズが初のフルモデルチェンジ。このクラスとして初めて同社独自の電子制御アッテネーターLECUA(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator)を搭載するなどした。なお、MM/MC対応のフォノアンプを内蔵し、セパレートスイッチによるプリ/パワー分離機能も備えている。

また、独自の高音質帰還回路ODNF(Only Distortion Negative Feedback)も搭載。初段と2段目をパラレル化した、高S/Nバージョン2.3を採用している。

電気回路ではそのほか、パラレル・プッシュプル構成の100W+100W(8Ω)定格出力を実現。高レギュレーションの電源トランスと大容量コンデンサー(10,000μF×4本)を組み合わせた、ハイイナーシャ(高慣性)電源も採用している。

加えて、低抵抗値の大型スピーカーリレーをパラレル構成で搭載。入力された音声信号をスピーカー出力まで最適最短のルートで構成する、新設計のビーライン・コンストラクションを採用した。

電源整流回路には日本インター製ショットキーバリア・ダイオードを、内部配線は各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理を施した独自のOFCワイヤーを採用。セレクター・スイッチICにはフラグシップ・プリアンプC-1000fにも採用されているものを搭載し、基板配線にはラウンドパターンを採用することでスムーズな電流伝送に配慮している。

内部構造

シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇を抑制するため、独立コンストラクションのループレスシャーシ構造を採用。同社のセパレートアンプシリーズ、SACDプレーヤーシリーズと共通の横幅440mm、高さは「L-590AX」比で−15mmと、同社新スタンダード・サイズへ対応した外形寸法としている。

端子類はライン4系統、フォノ1系統(MM/MC切替)、バランス・ライン1系統、録音入出力1系統、セパレート入出力1系統を装備。スピーカー出力A、B2系統を備え、AB同時出力が可能。RCA入出力端子は18mmピッチとして大型のプラグを装着した高音質ケーブルにも対応できるようにし、スピーカー端子も、極太のケーブルも装着しやすく、Yラグやバナナ端子に対応したインライン(LR同一特性)レイアウトを新開発した。

そのほかヘッドフォン出力端子や外付け電源ケーブルの装着を可能にするACインレットも装備。上位機種と同一のアルミ製リモコンや電源ケーブル「JPA-10000」などが付属する。

付属リモコン

【問い合わせ先】
ラックスマン(株)
TEL/045-470-6991

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドLUXMAN
  • 型番L-505uX
  • 発売日2011年11月
  • 価格¥249,900(税込)
【SPEC】●連続実効出力:100W+100W(8Ω)、150W+150W(4Ω) ●入力、録音入出力、セパレート入出力:ライン×4、フォノ×1(MM/MC切替)、バランス・ライン×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1 ●スピーカー出力:A、B2系統 (AB同時出力可能) ●増幅回路、出力構成:ODNF2.3、バイポーラ・パラレルプッシュプル ●S/N比:ライン105dB以上 ●周波数特性:20Hz〜100KHz(+0、-3.0dB) ●外形寸法:440W×178H×454Dmm(前面ノブ20mm、背面端子27mm含む) ●質量:22.0Kg