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公開日 2026/06/09 06:45
撮影後にAIで構図を変更

アップルの独自AI「Apple Intelligence」機能強化。写真の「空間リフレーム」や画像生成「Image Playground」など

編集部:小野佳希


アップルは、開発者向け会議「WWDC26」において、独自AI「Apple Intelligence」の新機能を発表。一般ユーザー向けには今年の秋から提供を開始する。


写真の編集機能やSafariでのブラウジング機能を強化するほか、写真のようにリアルな画像を作成するという「Image Playground」機能などが利用可能に。「iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPods、Apple Vision Proにわたってユーザーが日々頼りにしているアプリや体験が、これまで以上にパーソナルで役立つものになる」とアピールしている。


写真アプリは一段とパワフルな画像モデルを活用するとのことで、写真を撮ったあとにその構図を変更できる「空間リフレーム」などを利用可能。写真をタッチしてドラッグし、まるで元のシーンでカメラの位置を変えたかのように、リアルタイムで視点の変化をプレビューできるという。同機能では、視点が変わったところだけ新しいコンテンツを生成し、再構成された写真と元のシーンとの整合性を確保する。



「画像を拡張」ツールも提供。例えばアップの写真を拡張して周囲の背景などを補いロングショットの写真にしたり、アスペクト比を調整するなどといったことができるようになる。


また、背景の不要なものなどを消去できるクリーンアップツールも大幅にアップグレード。シーンが複雑でも、より高品質で、よりリアルな補間処理で不要なものを削除できるとのこと。


画像生成機能「Image Playground」では、プライベートクラウドコンピューティング上で実行される新しい生成モデルにより、写真のようにリアルな画像を含め、ほぼすべてのスタイルで高品質の画像を作成できるとアップルは説明。対象物をタップしたり、丸で囲んだり、ブラシを使ったりしてハイライトし、移動やサイズ変更を行うなどといったこともできる。


メッセージなどのほかに、ロック画面の壁紙と連絡先ポスターを生成するためにImage Playgroundを使うことも可能。ウェブサイト用の横向き画像やチラシ用の縦向き画像など、作成しているものに合わせたアスペクト比を選択することもできる。


なお、Apple Intelligenceで調整された写真およびImage Playgroundで生成された画像には、非表示のSynthIDのウォーターマークが自動的に挿入され、AIによって編集されたものであることが示される。


Safariでのブラウジングにおいては、ユーザーのタブをApple Intelligenceが関連トピックごとに自動的に整理。例えば、ユーザーが週末の旅行を計画している場合、Safariは旅行計画のすべてのタブを1つのトピックにまとめることができる。


「通知を受け取る」機能も利用可能。製品の再入荷や値下がりなど、ウェブページの変更をモニタリングし、関心があることについて常に最新情報を把握できるという。


また、パスワードアプリも強化し、安全性の低いパスワードや侵害されたパスワードを警告する機能にもとづいて、タップするだけでそのようなパスワードを自動的に修正できるようになった。


そのほか、メッセージやカレンダーなどにおいても様々な機能を強化。Apple Intelligenceは、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27で今年の秋から提供予定で、もちろん日本語でも利用できる。


対応するデバイスは、iPhone 16以降のモデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadモデル、MacBook Neo(A18 Pro)、M1以降を搭載したMacモデル、Apple Vision Pro、およびApple Intelligenceを有効にした近くにあるiPhoneとペアリングしたApple Watch Series 10以降、Apple Watch Ultra 2以降、Apple Watch SE 3。


なお画像生成を含む一部の機能は、パワフルなサーバモデルを活用するため、毎日の使用量に制限があるという。

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