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公開日 2023/07/28 20:38
アップルとGoogleが協力してストーカー対策

Androidで「不審なAirTag」のアラート機能が展開開始

編集部:平山洸太
Googleは、不審なBluetoothトラッカーを検出した際のアラート機能を展開開始した。Android 6.0以降のユーザーが利用できる。本機能については現在はアップルの「AirTag」のみが対応しているが、対応製品は今後拡大していくとしている。

今年5月に開催されたGoogle I/Oで「今夏後半」に開始すると発表されていた機能が開始されるかたち。この機能により、自分が所有者ではないトラッカーが、本来の所有者から離れた状態で一緒に移動していると判断された場合、Android端末に自動で通知が届く。つまり、ストーカーなどにトラッカーが悪用された際に、そのトラッカーに気づき・見つけやすくなる。

検出した際の通知をタップすると詳細を表示でき、Android端末上から未知のトラッカーに関する詳細情報を確認可能。地図に場所を表示したり、音を鳴らしたりすることで、身の回りに隠されているトラッカーの位置を見つける機能も備える。なおこの機能を使用する際、離れた場所にいるトラッカーの持ち主には通知されないという。

トラッカーをAndroid端末の背面に近づけると、シリアル番号や電話番号の下4桁など、所有者に関する追加情報が確認できる場合もあるとのこと。さらに「物理的に完全に無効」にすることで、トラッカーの所有者に送られる位置情報を停止させる方法も案内するという。そのほか、検出のアラートを待たずに確かめられる、手動スキャン機能にも対応する。

なお今年5月頭にGoogleはアップル、互いに協力してトラッカーによる「望ましくない追跡」に対処すると発表した。そして、この仕様を今年末までに完成するように取り組んでいるとしている。標準化された仕様はAndroidとiOSの将来のバージョンでサポートする予定とされており、サムスンやTileなども支持を表明していることから、業界全体で悪用対策が徐々に進んでいきそうだ。

Source: Google
via: Wccftech

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