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公開日 2023/09/15 00:00
ダイナミック×2/BA×6/EST×2を搭載

THIEAUDIO、高域/低域を強化した10ドライバーハイブリッドイヤホン「Monarch MKIII」

編集部:成藤 正宣
ナイコムは、同社取り扱いブランドTHIEAUDIO(セーオーディオ)から、片側あたりダイナミックドライバー×2/BAドライバー×6/EST×2を搭載するハイブリッド型イヤホン「Monarch MKIII(モナーク・マークスリー)」を、2023年9月22日より発売する。希望小売価格は176,000円(税込)。

「Monarch MKIII」

ハイブリッド型イヤホン「Monarch」の第3世代として、今の時代に合わせた技術的/音色的パフォーマンスの刷新を図ったとする、4ウェイ・10ドライバーモデル。スタジオモニターのような正確なトーン・シグネチャーや、“定規のようにフラット”な中音域といった特徴を従来モデルから引き継ぎつつ、中音域の解像度をより高めるためのチューニング改良を行ったという。

スタジオモニターのような正確なトーン・シグネチャーはそのままに、中域の解像度、高域の伸び、低域の質感などを強化した

低域では、2基の10mm複合振動板ドライバーと独自のアイソバリック・チャンバーを組み合わせた「IMPACT2」(Impact Squared)技術を採用。2基のドライバーによって低域のパワーと質感を強化しつつ、アイソバリック・チャンバーが周波数と音圧を一定に保つことで、質の高い低音が楽しめるとしている。

また高音域では、明瞭さと輪郭をわずかに強調するとともに、最新のSonion製ESTドライバーのポテンシャルを最大限に引き出すチューニングを施し、超高音域におけるレスポンスを強化。これにより、従来モデルよりも定位や空気感の表現、全体的な解像感を向上させた。

ハウジング素材には医療用樹脂を採用し、3Dプリントにて製造。人間工学に基づくデザインにより、長時間のリスニングでも快適なフィット感を追求した。フェースプレートはオーダーメイド品のように、1点1点個別に装飾とコーティングを施している。

医療用樹脂を用いた3Dプリンター製ハウジングを採用

2pinコネクターによるケーブル着脱に対応しており、付属ケーブルとして6N OCC銀メッキ線とグラフェン銀メッキ線によるリッツケーブルを同梱。素線を多めに配置することで、やや肉厚な質感で豊かなサウンドを実現したとのこと。加えて、独自のモジュラープラグデザイン「スマートスイッチ」を搭載しており、先端部分を交換するだけで3.5mmアンバランス/2.5mmバランス/4.4mmバランスの3種類のプラグを使い分けられる。ケーブル長は約1.2m。

周波数特性は20Hz - 80kHz、インピーダンスは18Ω、感度は100dB@1kHz。ケーブルのほか、シリコン/フォームイヤーピース各3サイズ(S/M/L)、キャリングケースなどが同梱する。

プラグ交換が可能なケーブルやシリコン/フォームイヤーピースなどを同梱

なお後日、本製品のバリエーションモデルとして、ハウジング/フェースプレートのデザインを合計80パターンから選んでカスタマイズできる「Monarch MKIII Custom」の取り扱いも予定される。こちらは詳細が決定次第、改めてアナウンスするとしている。

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