公開日 2020/08/19 14:01

アップルがBeats 1を「Apple Music 1」に刷新した理由

バイスプレジデントが語る


Apple Musicのバイスプレジデントがラジオコンテンツの世界戦略を語る

新規に開局したステーションに「Apple Music Hits」と「Apple Music Country」が選ばれた理由について、AppleのOliver Schusser氏は次のように述べている。

「Apple Music 1のテーマは次世代のビッグヒットをリスナーと一緒に見つけること。ならば過去の名曲や素晴らしい音楽文化に注目するステーションも欲しいと考えて、Apple Music Hitsを企画した。Apple Music 1はヒップホップのトレンドをリードするグローバルなラジオステーションに成長を遂げることができた。次に柱を建てるならカントリー・ミュージックに可能性があると考え、Apple Music Countryを立ち上げた。ナッシュヴィルのスタジオから、カントリー・ミュージックのトラディショナルなヒットや現代のアーティストたちによる最新ヒットまでカバーする、ダイバーシティに富んだ放送を届けたい」。

つの新しいラジオステーションが開局した

良質なカントリ・ミュージックを発信する「Apple Music Country」

Apple Music 1ではグローバルなラジオステーションとして世界中のリスナーが楽しめるコンテンツを提供するため、現在は英語をメイン言語としている。一部ラテン地域向けにはスペイン語のコンテンツも製作した実績もある。世界各地でヒットしている楽曲や、注目されている音楽文化にハイライトしたローカルコンテンツを今後強化することについて、Schusser氏は「私自身もこれまでに世界各地域の多様な音楽文化に直接触れて、その熱量を肌で感じてきた。今回は2つの新しいステーションを立ち上げたが、世界の音楽文化に深く根ざしたステーションをつくる可能性については今後も検討したい」と話している。

各ステーションで人気のホストやアーティストが番組を担当する

あるいは人気ホストのZane Loweと星野源によるコラボレーションのような形で、世界各国のリスナーにより身近な感動を届けるスペシャルエピソードを強化することも考えられるのだろうか。Schusser氏は「これまで日本人以外のアーティストの方々とも、番組の中で様々なコラボレーションを実現してきた。今後、世界各地で活躍するアーティストに番組のゲストとして登場してもらうことや、ホストとして自身のショーをApple Music 1に持っていただくことも考えている」と述べている。

過去に配信された著名アーティストのオリジナルインタビューもオンデマンド視聴ができる

またApple Music 1が “ライブ配信” に力を入れる理由についてSchusser氏は「Apple Music 1は音楽のエキスパートたちがライブ配信のコンテンツも含めてヒューマン・キュレーションにより楽曲をセレクトしたり、プレイリストを製作してリスナーに音楽の魅力を伝えることにこだわってきた。そして大切に育ててきた人と人がつながるコミュニティから、Apple Musicの強みであるコンテンツの多様性も派生した。音楽が持つ熱気をありのまま伝えられる最適なプラットフォームはラジオだと思う」と見解を説いている。

AppleとBeatsの統合には今後も要注目

Apple Music 1と、2つの新しいステーションのラジオコンテンツは、8月19日朝からApple Musicで視聴可能になった。iPhoneやiPadで聴く場合はAirPods Proなどのワイヤレスイヤホンを組み合わせたり、宅内であればHomePodで再生するとより高品位なサウンドで楽しめるのでおすすめだ。Android版「Apple Music」アプリや、Webブラウザで楽しめるmusic.apple.com/jpのラジオサービスも、同日からApple Music 1にリニューアルされている。

HomePodによる再生も

2014年にAppleが表明したBeats MusicとBeats Electronicsの買収が完了した後、ハードウェアからコンテンツサービスまで多岐に渡って両者の協業体制は強化されてきた。今回のApple Music 1へのリニューアルをもって、音楽サービスはBeats MusicからApple Musicへ、基幹部分の移行が完了した格好だ。

オーディオについてはヘッドホン・イヤホンの設計・開発段階において、既にかなり深く技術統合している。直近ではAppleの最先端のテクノロジーを搭載した「Solo Pro」「Powerbeats Pro」などもBeats by Dr.Dreから発売された。今後、エレクトロニクスのブランド戦略も大きく舵を切ることになるのか要注目だ。

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