PR 公開日 2026/10/30 06:30

ヤマハのサウンドバー「B200A」をデスクトップとテレビで徹底検証! 小さなボディに込められたヤマハの本気

Dolby Atmos対応の2.1chサウンドバー

 ヤマハの新エントリーサウンドバー「B200A」をプロが徹底解剖

日本を代表するオーディオメーカー・ヤマハに新型サウンドバー「B200A」が登場した。本モデルは、2020年10月発売の「SR-C20A」の後継機にあたる。

実は筆者、今改めてサウンドバーに強い関心を寄せている一人。自宅に7.2.6chのDolby Atmos環境を構築し、多数のスピーカーが生む音場を体験しており、その見識を活かしてサウンドバーの集中試聴も重ねている。

B200Aはヤマハの中ではエントリーモデルだ。1本の筐体でどこまで引き出せるのか。限られたコストの条件で何を優先し、どう音楽と映像の感動に結びつけるか。そんな筆者の視点で本モデルを徹底解剖したい。

ヤマハ「B200A」オープン価格(予想実売価格:43,780円/税込)

机の上にも置ける、幅60cmのコンパクトボディ

ヤマハは国内ブランドの中でも、サウンドバーに継続して力を注いできたメーカーだ。大型テレビと組み合わせる製品だけでなく、コンパクトな設置性を重視した製品にも取り組んできた。その流れを受け継ぐB200Aの見どころは大きく3つある。まずサイズ、次に立体音響への挑戦、そして何よりヤマハらしい音色の作り込みだ。

大きなテレビに合わせてサウンドバーも大型化する傾向がある中、幅60cmという寸法にははっきりとした意味がある。30〜50型クラスのテレビ、特に50型程度までの組み合わせで収まりがよく、机の上にも置きやすい。

幅60cmと、同ジャンル製品で随一のコンパクトボディ。持ち運びや設置がしやすい

外観も好ましい。前面から上面にかけてファブリックをまとい、底部は樹脂製。角を丸めた穏やかなフォルムで、必要以上に存在を主張しない。

上部には音量や入力切り替えなどのタッチ操作部、前面には入力やサラウンド信号の状態を示すLEDを備える。

接続端子はHDMI(eARC)、光デジタル、3.5mmアナログ入力。さらにBluetoothにも対応する。テレビならHDMI、スマートフォンやパソコンならワイヤレス、デスクトップのアナログ出力も受けられる。この3.5mm入力があることは、机上での使い勝手を考えると見逃せない。

ボディの前面から上面にかけてファブリックをまとう。 上部のタッチ操作部では電源オン/オフ、音量調整、入力切り替えができる

背面端子部。出入力端子は、HDMI(eARC)×1、光デジタル音声入力×1、3.5mmアナログ入力を実装する

Dolby Atmosに対応。独自チューニングで広い音場と中央の音像を両立

スピーカーは、前面に4.6cmフルレンジユニットを2基、7.5cm内蔵サブウーファーを配置する2.1ch構成。さらにパッシブラジエーターを組み合わせている。小さな筐体から豊かな低音を取り出すための構成だ。

開発では音像の定位や音の移動を滑らかにつなぐため、ハードウェアの機構設計を繰り返したという。また前モデルSR-C20Aで培った知見を生かし、低域の量感と切れ味を両立。

スピーカーは4.6cmフルレンジユニット2基と7.5cm内蔵サブウーファーによる2.1ch構成

パッシブラジエーターを搭載し、本体底面から背面にかけてメッシュ状の開口部がある

一方でDolby Atmos対応という点で前モデルから一線を画している。音場設計は、独立したセンターユニットを持たない構成でも、中央の音像が薄くならないように独自チューニングが施されている。

また、音づくりの根底にあるのは、ヤマハが掲げる「TRUE SOUND(トゥルーサウンド)」だ。アーティストの想いや表現を、できる限りありのまま届けるという理念。音色のバランス、強弱の躍動、音像と空間の表現を大切にする姿勢は、価格や筐体サイズが変わっても揺らいでいない。

Dolby Atmosに対応。本モデル独自の音場チューニングを搭載しており、左右・高さ方向の音場を拡大しつつセンター方向のボリュームも出るように調整されている

音質をチェック! 音色はモニター的、サウンドステージも正確

試聴はヤマハの横浜拠点の試聴室で行った。最初は30型台のモニターを組み合わせ、デスクトップで使う場面を想定する。モニターとはHDMIケーブル1本で接続できた。iPhoneとBluetoothでペアリングし、音楽配信サービス・Qobuzから2ch音源を再生。サウンドモードはステレオを選ぶ。

最初に流したのはMrs. Green Appleの『Brand New』だ。鳴り始めた瞬間、思わず身を乗り出した。ボーカルも楽器も、スピーカーの前へすっと抜けてくる。無理に高域を光らせたり、低域を膨らませたりしない。帯域のつながりが自然で、ボーカルの質感が機械的にならないのが実にいい。音色はモニター的な正確さを志向しながら、演奏の勢いを失わない。

さらに感心したのが、ステレオのサウンドステージである。左右の広がりが単に大きいのではない。声と楽器の位置がしっかりと表現できているし、何よりも中央のボーカル音像がふらつかない。この点だけでも、B200Aが丁寧に追い込まれた製品だと感じられた。

デスクトップのモニターと組み合わせた様子。幅60cm、高さ6.4cmのコンパクトなボディは、モニターの足元にすっきり溶け込ませることができる

HDMIや光デジタルに加え、3.5mmアナログ入力の実装でPCと直接繋げることも可能。Bluetoothによる無線接続も含め、幅広い再生ソースに対応する

次ページDolby Atoms再生の実力は?空間オーディオや映画で検証

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 JBLの新サウンドバー「Cinema SB580MK2」は“映画館”に迫るサウンド!
2 iOS 27.2配信開始。「Siri AI」がついに日本語対応、カメラのSiriモードや「Siriで作文」も
3 創業100年、ドイツ名門・ELACのアクティブスピーカー。映画も音楽も高水準で楽しめる「Debut ConneX DCB 41」
4 アップル、初の有機EL搭載で防水の新「iPad mini」。完全密閉で画面震わすスピーカーも
5 ソニーの裸眼3Dディスプレイに卓上サイズの6型モデル「ELF-MN1」。スマホとUSB-Cケーブル1本で繋がる
6 専門店で今、売れている・注目されているオーディオアクセサリー<売れ筋ランキング9月 番外編>
7 日清紡マイクロデバイス、“MUSES”ブランドからハイエンドオーディオ向け電源IC「MUSES130」
8 パナソニック、ミニコンポの生産を11月以降順次完了へ。後継商品の予定なし
9 アバック新宿本店、マランツのAVアンプ「CINEMA 60 SERIES 2」試聴会を11/1開催
10 『はじめてのアナログプレーヤー』vol.3、10/29から無料配布! 巻頭にはシャッポが登場
10/29 13:22 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix