MUSESオペアンプに高品位な電源を供給

日清紡マイクロデバイス、“MUSES”ブランドからハイエンドオーディオ向け電源IC「MUSES130」

公開日 2026/10/28 14:32 編集部:石井達也
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日清紡マイクロデバイスは、ハイエンドオーディオ機器向けの高音質オーディオデバイスブランド“MUSES”より、20V定格・正電源タイプのLDO「MUSES130」を発売。本日10月28日からサンプル受注を開始した。サンプル価格は550円(税込/1,000個購入時の参考価格)で、月産10万個を見込んでいる。

MUSESブランドから、ハイエンドオーディオ機器向けリニアレギュレーター「MUSES130」が発売

MUSES130は、これまでMUSESブランドがオペアンプなどのアナログIC開発で培ってきた高音質化技術を、電源ICへと展開した製品。オーディオ機器において音質を左右する「電源品質」に着目し、ハイエンドオーディオ機器のアナログ回路への安定した電源供給を実現するために開発された。

これまでMUSESブランドがオペアンプ等で培ってきた技術を、電源デバイスに活用

本製品は、先行して展開しているMUSESオペアンプの電源として組み合わせて使用されることを想定。DAコンバーターやIV変換アンプ、ローパスフィルター、ラインアンプ、ヘッドホンアンプなどのアナログ回路において、デバイスが持つ性能を最大限に引き出すことができるという。

音質を重視した回路技術やレイアウト(素子や配線)技術、材料、組立技術などを採用し、電源ICとしての基本性能だけでなく、オーディオ機器における聴感上の品質にも配慮して設計したと同社は説明している。

入力電圧範囲は2.3V - 19.0Vで最大定格20V、出力電圧範囲は1.8V - 17.0Vとなっており、ハイエンドオーディオ機器のアナログ電源用途に必要な電圧範囲をカバーする。

また、オーディオ用途で重視される低ノイズ特性を実現するため、バイポーラプロセスを活用。出力雑音電圧はTyp. 9μVrms(f=10Hz - 80kHz)、リップル除去率はTyp. 75dB(at 1kHz)を実現し、低ノイズで安定した電源供給によりオーディオ回路の高品位な信号処理を支援すると同社はアピールしている。

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出力雑音電圧 特性例

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リップル除去率 特性例

パッケージには、小型かつ高放熱な「DFN3030-8-GQ(3.0×3.0×0.75mm)」を採用。機器の小型化や設計の自由度を向上させるとともに、優れた放熱性能によって高出力時でも安定した動作を維持し、信頼性の高い設計を支援するとしている。

なお同社は、今回のMUSES130と組み合わせて正負電源構成を実現する「負電源品」についても現在開発を進めており、2027年第1四半期の量産を予定しているという。これにより、MUSESオペアンプを中心とした回路に対し、正負電源を含めたトータルソリューションの提案を強化していく構えだ。

 

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