PR 公開日 2024/08/21 06:30

ハイレゾストリーミングに最適! VGPアワードでも高評価、Bluesound「NODEシリーズ」レビュー

「NODE」「NODE X」「POWERNODE EDGE」を試す

NODEと比べ、NODE Xのライン出力はより低重心で分離良く、S/Nの高いサウンド傾向だ。低域のダンピングも向上し、音場の見通しや、音像のフォーカスもより一層克明なものとなっている。

NODE X

オーケストラの管弦楽器もフレッシュな描写となり、音場のシームレスさ、見通しのクリアさが際立つ。ビリー・ジョエルのピアノもより鮮明となり、タムタムの響きも低重心さが増した。ボーカルは肉付き良く、ナチュラルさも向上。高域から低域まで、音の繋がりも改善している。

TRUEのボーカルは口元の潤いや爽やかな余韻感など、一際ニュアンスの細やかさが引き立つ。金管パートやストリングスの響きも爽快で、リズム隊の逞しいアタックもキレ味が高まった。

背面端子部

NODE X 音質チェック(2):ヘッドホンアンプとしての実力も高い



NODE Xについては強化されたヘッドホンアンプの実力を確認すべく、300Ωのハイインピーダンスモデルである、ゼンハイザー「HD800」を接続。全体的にフォーカスの良い、タイトなサウンド傾向で、オーケストラの旋律もキレ鮮やかに描く。

ヘッドホンでの試聴も実施

ティンパニのアタックは締まり良くクリアで、ローエンドも制動良く表現。ジャズピアノのアタックは透明度が高く澄んでおり、ウッドベースの弦もカッチリとして鮮明だ。

NODE(写真上)は3.5mmステレオミニ端子であるのに対し、NODE X(写真下)は6.3mm端子を採用

ロック音源のディストーションギターはリフを軽快に決め、余韻も爽やかにまとめている。リズム隊のアタックもスマートで、シンバルの澄んだ響きが一層際立つ。

ボーカルは口元のニュアンスを鮮明にトレース。HD800を過不足なくドライブしており、特徴でもある余韻のナチュラルさ、ホーンセクションの華やかさもコントロール良く表現している。

「ハイレゾストリーミングを高品位に楽しむ相棒としてベストチョイス」



いずれの3機種とも、終始滑らかなサウンドであり、ストリーミングで聴いていることを忘れるほどであった。

NODEやNODE Xは接続するコンポーネントのクオリティに寄り添ったサウンドを聴かせてくれ、手軽でありながらも品位の高い音を楽しむことができた。一方のPOWERNODE EDGEも格上の本格的なスピーカーであってもバランス良くドライブし、楽曲の持つ本質を丁寧に引き出してくれる。

NODEを軸とした兄弟モデル達は、今後普及が進むであろうハイレゾストリーミングを高品位に楽しむ相棒として、ベストチョイスといえる頼もしい存在となるであろう。

ハードウェアの進化も気になるところだが、競合モデルとは一線を画すソフトウェアであるBluOSの安定的かつインテリジェンスな操作性の高さは一度味わうと離れられなくなる。ハードとソフト、両輪揃ったBluesound製品の今後にも目が離せない。

■試聴音源
〇レヴァイン指揮/シカゴ交響楽団『惑星』〜木星(44.1kHz/16bit)
〇諏訪内晶子『シベリウス&ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲』(96kHz/24bit)
〇オスカー・ピーターソン・トリオ『プリーズ・リクエスト』〜ユー・ルック・グッド・トゥ・ミー(96kHz/24bit)
〇デイヴ・メニケッティ『メニケッティ』〜メッシン・ウィズ・ミスター・ビッグ(44.1kHz/16bit)
〇Christopher Cross『Another Page』〜「Nature Of The Game」(192kHz/24bit)
〇ビリー・ジョエル『リヴァー・オブ・ドリームス』〜2千年もの果てに(96kHz/24bit)
〇TRUE「ReCoda」(44.1kHz/16bit)

(提供:PDN)

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