公開日 2022/10/15 06:40

第2世代AirPods Proの凄さと残念なところ。第1世代機との違い、他社最新機との比較レビュー

「魔法を再設計」は本当か
風間雄介
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進化したケースの使い勝手は?



第2世代AirPods Proは充電ケースも進化している。イヤホンと同じく、見た目こそほとんど変わっていないが、側面にストラップループが付いたほか、底面にはスピーカーが加わった。充電が始まったとき、バッテリー残量が減ったとき、ペアリングが完了した際などに音が鳴る。音が鳴るのが嫌なら、設定からオフにすることもできる。

左が第2世代AirPods Pro、右が初代のケース。底部にスピーカーが、側面にはストラップループが加わった

また充電ケースにはU1チップも内蔵しており、「探す」アプリから、充電ケースの場所を10cm単位で探すことができる。これまではざっくりとした場所しかわからなかったが、これであれば迷わずに見つけ出すことができそうだ。さらに、アプリから指示するとスピーカーから音を出すこともできる。いざというときに、とても頼もしい機能だ。

なおこのケースは、イヤホンと同様に、IPX4の耐汗耐水性能を備えている。ワイヤードの場合はLightningで、ワイヤレスの場合はMagSafeやQi対応充電器、Apple Watch用充電器で充電できる。

■結論。4万円近く出す価値はあるか



1万字以上を費やして、第2世代AirPods Proの実力を見てきた。ざっくりまとめると、これまでの第1世代AirPods Proの、ライバルモデルに比べ相対的に古びたところをキャッチアップし、あるいは追い抜きながら、良い部分については引き継ぎ、さらに洗練させてきたモデルだ。

これだけの大型商品が、発売から3年が経ち、ようやくアップデートされたのだ。当然ながら期待値は高まっていたし、それゆえ期待外れに感じることもあり得ると考えていた。だが第2世代AirPods Proは、その高い期待に十分応え、あるいは超えてきた。その完成度の高さは素晴らしいものだ。

さて、いまこの記事をご覧頂いている方は、「価格に見合う価値があるか」、つまり買って損はないかということが、目下の関心事ではないだろうか。

初代AirPods Proを持っておらず、いま使っているイヤホンからアップデートしたい、そして第2世代AirPods Proが気になっているという方には、買って損はないとお伝えしたい。

第1世代のAirPods Proを持っていて、気に入っており、よく使っているという方にも、アップグレードをオススメしたい。たしかに4万円は高いが、それだけの価値はある商品だ。一度使ってみると、前のモデルに戻るのは難しいと感じるだろう。

逆に、いま初代AirPods Proを持っていて、あまり使っていないという方は、第2世代機にも、どこか気に入らないポイントが残っているかもしれない。第2世代機は第1世代機を順当に進化させたモデルだからだ。この記事で紹介した情報を読んだり、実際に体験してみたりなどして、その真価を体験してみてほしい。

そして他社の同価格帯のイヤホン、あるいはもっと安いイヤホンと迷っているという方は、長々と書き連ねておいてなんだが、ご自身が何を求めているか、何を重視するかをしっかり考えた上で、実際に店頭で試してみるのが一番だ。

今回比較対象とすることが多かったモデルでは、ボーズのQC Earbuds IIはノイキャンの強さなどに、ソニーのWF-1000XM4は高音質コーデックを使った際の音質や多機能さなどに、それぞれ強みを持っている。ほかのブランドの中上位機も、それぞれ個性溢れる製品群が揃っており、魅力的なものが多い。それぞれ聴き比べて、使い比べてみると、必ずや新たな発見があるだろう。

一番左からボーズ「QC Earbuds II」、第2世代AirPods Pro、ソニー「WF-1000XM4」の充電ケース。ほかにも各社の上位機種は個性豊か。どれが良いか選ぶのは楽しい作業だ

なお、ここまで書いてきたことは、記事執筆時点の内容であることにご留意いただきたい。

初代AirPods Proがそうであったように、第2世代AirPods Proも、ファームウェアアップデートやiOSなどのアップデートによって、今後どんどん機能が追加されていくだろう。大きな機能追加があったら、この記事にも追記したいと考えている。逆に言うと、追記せざるを得ないほどの進化が起きてほしいものだ。

発売されたばかりの段階でも、ほとんど隙が見当たらないこのプロダクトが、今後どう変わっていくのか。今後はその点にも注目していきたい。

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