公開日 2019/10/22 06:40

ソニー “爆売れ” NC完全ワイヤレス「WF-1000XM3」自腹購入レビュー。長所たくさん、要改善点も

高い完成度
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」を購入し、使っている。発売当初は品切れが続出したほど人気が高いモデルで、総合的な完成度はとても高いと思う。

だが、ほかの全ての製品がそうであるように、完璧な製品というわけではない。実際に使って感じた長所だけでなく、次期製品で改善してほしいところを含めて紹介していきたい。

ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」¥OPEN(予想実売価格26,000円前後)

【長所】

良いところは、数え切れないほどたくさんある。どんどん列挙していこう。

長所(1)ノイキャンの性能が良い

まず、ソニーが主張しているとおり、ノイキャンの性能が良い。率直に言うと、もっと良く効くノイズキャンセルイヤホン・ヘッドホンは他にもあるとは思うが、完全ワイヤレスでここまで効果を発揮するものは、ほかに知らない。

今後一気に増えそうなノイキャン搭載完全ワイヤレスイヤホンの、ベンチマークとなるであろう性能だ。地下鉄のホーム、風が多い屋外などでは風切り音が気になるが、それでも他社モデルに比べ少なく抑えられている。自然な仕上がりだ。

長所(2)ノイキャンや外音取り込み量を自動調整

ふだんはiOSアプリとの組み合わせで使っているが、純正アプリ「Headphones」との合わせ技で機能する「アダプティブサウンドコントロール」も、大抵のシーンで適切に機能する。

アダプティブサウンドコントロールは、使っている人の状態を加速度センサーなどの情報から判断。停止している状態、歩いている状態、走っている状態、電車などの乗り物に乗っている状態を判別し、それに合わせた設定に自動で切り替える。

アダプティブサウンドコントロールはON/OFF切替が可能

たとえば、使っている人が止まっている状態から歩き出したと判断したら、外音取り込みを始める。さらにそこから走り出すと、周囲の音がより良く聞こえるよう、外音取り込み量をマックスにする、といったことを自動的にこなしてくれる。

状況の判定や切り替えは自動的に行えるため、ふだんユーザーは、モードの存在をそれほど意識しなくてもよい。ただしこのモード選択は、当然ながら、たまに誤認識されることもある。

ユーザーにモード切り替えを意識させず、完全自動にしようという心意気は評価したいし、実際に上手く働く場面も多い。それだけに、上手くいかないときは少しガッカリすることもある。

長所(3)「DSEE HX」を完全ワイヤレスとして初搭載

ソニーファンならおなじみの「DSEE HX」。様々な音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする機能だ。

DSEE HXはOFFとAUTOが選べるが、AUTOにすると、確かに圧縮音源特有のガサツなノイズ感が軽減される。だが、これを「ハイレゾ相当」と言われても…と思ってしまうのは、本物のハイレゾ音源を、それなりに高価なイヤホンやヘッドホンで聴いたときの記憶と比べてしまうからだろうか。またAUTOにすると、エネルギー感が少し犠牲になる場合もある。

次ページ音質は「そりゃあ売れるわ」と唸る完成度

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオテクニカ、新型アナログプレーヤー「AT-LP7X」。プラッター素材変更などで音質強化
2 Bowers & Wilkinsの新フラグシップ「Px8 S2」レビュー。ワイヤレスの枠を超えた"妥協なきヘッドホン”
3 クルマを“音”で選ぶ新提案!三菱自動車・アウトランダーPHEVが到達したカーオーディオの比類なき音質
4 ビクター「HA-A110T」速攻レビュー!評論家も太鼓判な“ネクスト スタンダード”イヤホン
5 ビクター、新完全ワイヤレスイヤホン「HA-A110T」。総合力を磨いた“新たなスタンダードモデル”
6 ソニーのMini LEDテレビ「K-55XR50」が1位にランクアップ<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング12月>
7 鹿島建設、立体音響スピーカー「OPSODIS 1」一般販売を3月めどに準備中
8 日本電気硝子の「超薄型ガラス」振動板、ノルウェーブランドのトゥイーターに新採用
9 オーディオテクニカ、フォノケーブル「AT-TC300」などレコードプレーヤー用アクセサリー6種
10 MAYA、幻の1stアルバムが初アナログ化。松下真也氏リマスターによる180g重量盤で4月20日発売
1/30 14:42 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX