フライトの良き相棒！ボーズのノイキャン“2トップ”「QC25」「QC20」と1週間海外出張

ノイズキャンセリングヘッドホンやイヤホンが増えている。そもそもアメリカなど海外で非常に人気のあるカテゴリーだが、日本でも人気に火が付き始めた。

ノイズキャンセリングヘッドホンの分野で、昔から横綱級の人気を誇るのがボーズの “QuietComfort” シリーズだ。他社が参入する前から何世代にもわたってその性能を磨き上げてきた。「ノイズキャンセリングといえばボーズ」というイメージをお持ちの方も多いだろう。

個人的にもボーズのノイズキャンセリングヘッドホン/イヤホンに以前から興味があったが、ヘッドホンタイプの「QuietComfort 25（QC25）」とイヤホンタイプの「QuietComfort 20（QC20）」、どちらがよいか判断できずにいた。

なにしろ価格はまったく同じで、同社オンラインストアでの販売価格は35,000円（税抜）。しかも、どちらもプロや口コミの評判がかなり良い。両方買えたらベストだが、筆者のように財力に余裕がない場合、どちらかを選ぶ必要が出てくる。

今回ラッキーなことに、ボーズから製品を借りられたので、1月初旬のCES取材のタイミングを使って、成田からラスベガスへの往復でQC25とQC20を試用。それぞれを機内で使い込んで実力を検証した。どちらを買おうか悩んでいる方に、いくつかの判断材料を提示したい。

なお、製品の特徴や機能については、レビュー記事の中で紹介していく。プロフィールについては同社公式サイト（QuietComfort 25 ／ QuietComfort 20）を参照して欲しい。

■まずは携帯性を比較。当然ながらイヤホンの方が小さいが…

携帯性については、当然ながらイヤホンの方が有利だ。QC25は抜群に軽量で、ソフトキャリングケースも軽く頑丈に作られているので、持ち運びに苦労する事はない。それでもイヤホンであるQC20の圧倒的な小ささ、軽さにはかなわない。

出張や旅行の荷物は、なるべく軽く、小さくしたいもの。そういう意味ではQC20にアドバンテージがある。一方でQC25も、この手のヘッドホンとしては相当に軽量だし、持ち運びもしやすい。ヘッドホンの装着感の方が好きという方なら、これを選んでも間違いない。

今回のCES出張の行き帰りは、QC25とQC20の両モデルをバックパックに入れていたのだが、かさばると思ったり、重いと感じたりすることは一切なかった（PCやデジカメの重さや大きさには、いつもどおり閉口させられたのだが）。

■装着感はどちらも超ハイレベル。あとは好みの問題？

続いてはノイズキャンセリングヘッドホンや、イヤホンにとって非常に重要な要素である装着感をチェックする。