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レグザ、RGB Mini LED液晶テレビの“普及モデル”「ZX3Sシリーズ」

TVS REGZAは、RGB Mini LED液晶レグザの2026年モデル “ZX3Sシリーズ”を8月7日(金)に発売する。100V型/85V型/75V型/65V型/55V型の5サイズを展開し、価格はいずれもオープン。市場での予想実売価格はそれぞれ以下の通り。
・100V型「100ZX3S」:税込1,100,000円前後
・85V型「85ZX3S」:税込693,000円前後
・75V型「75ZX3S」:税込528,000円前後
・65V型「65ZX3S」:税込418,000円前後
・55V型「55ZX3S」:税込352,000円前後
2026年モデルのRGB Mini LED液晶レグザは、フラグシップの “ZX1シリーズ”、上位クラスの “ZX2シリーズ”、そしてこの度発表したZX3Sシリーズの全3シリーズ/10モデル展開となる。
2025年12月に国内初のRGB Mini LEDテレビとして発売した116V型「116ZX1R」を筆頭に、100 - 65V型をカバーするZX1/ZX2シリーズ、さらに55V型までサイズ展開を広げたZX3シリーズを投入することで、RGB Mini LED液晶レグザは55V型から116V型までをカバーする形となった。
ZX3Sシリーズは、「高い色表現と手頃な価格を両立したRGB Mini LEDモデル」と位置付けるシリーズ。ZX1/ZX2シリーズが「レグザ史上最高の色表現」を目指してRGB Mini LEDの性能を最大限追求した高画質重視のモデルであるのに対し、ZX3Sシリーズは高い色表現を維持しながら価格を抑え、RGB Mini LEDをより多くのユーザーへ届けることを狙った普及モデルとなる。
最大の特徴は、上位モデルにも採用されている2026年度版RGB Mini LED液晶パネルの搭載。バックライトには赤・緑・青それぞれが高純度で発光するRGB LEDを採用し、シーンに応じて3色を精密制御することで、高コントラストと高純度な色再現を両立する。「レグザ史上最高の色鮮やかさ」を目指したとしており、RGB Mini LEDは「広色域」「広視野角」「高コントラスト」の3つを特徴としている。
RGB LEDは各色を独立して発光させる直接発光方式を採用。自然界の豊かな色彩や夜景の繊細な光のニュアンスまで再現するとともに、従来LEDよりも波長ピークを鋭くすることで色純度を高めた。また、各色を独立して制御することで、従来比115%の広色域化を実現。比較対象となる従来Mini LEDモデルや通常LEDモデルと比べても、自然風景から夜景までリアルな色彩表現を可能にするとしている。
さらに、LED配光テクノロジーではRGB3色の光を均一に分散させるため、LEDの向きを交互に配置し、色むらを低減。RGB独立エリアコントロールではRGBバックライトをエリアごとに独立制御し、必要な色のみを発光させることで不要な漏光を抑制する。これにより、従来の量子ドットMini LEDよりもハロー現象を抑え、正面だけでなく斜めから視聴した際にも鮮やかな色再現を維持するという。
表面はノングレア仕様で、上位モデルに採用されている低反射ARシートは非搭載となる。
映像エンジンには「レグザエンジンZRα」を搭載し、「広色域映像再現テクノロジー」「RGB輝度ブースト」「AIシーン高画質PRO」を組み合わせる。AIが映像を解析し、夜景では自発光シーンとして光の鮮やかさを強調し、ライブ映像ではレーザー光や人物の肌、衣装の質感を最適化。花などの自然物では反射光シーンとして自然光下の色再現を最適化するなど、被写体ごとに最適な映像表現を行う。
RGB輝度ブーストでは、RGB LEDの点灯時間と電流をエリアごとにダイナミック制御。明部ではピーク輝度を最大化し、暗部では電流を抑えることで黒を引き締め、高ピーク輝度と高コントラストを実現する。定量評価では、既存モデル「65M550R」と比較して、最大輝度は約10.2倍となる3,810nits、BT.2020カバー率は約1.5倍(面積率104%、カバー率93%)、カラーボリュームは約1,728倍、コントラスト比は約254倍となる281,776:1を実現したという。
音響面ではフォースキャンセリング方式を採用した「レグザ重低音立体音響ZX」を搭載し、 密閉型構造により不要振動を打ち消す。また、Dolby Atmosに対応し、100V型は90W/9スピーカー、85V型と75V型は80W/9スピーカー、65V型と55V型は60W/7スピーカー構成。フロント2ウェイメインスピーカー、フォースキャンセリング重低音バズーカ、トップスピーカーを備え、部屋全体を包み込む立体音響を実現するとしている。
また、「シンクロドライブ」では、テレビ本体のスピーカーと別売サウンドバー “レグザサウンドシステム”「RA-B500」「RA-B100」と連携した同時再生を実現し、画面中央から音が出ているような定位感と、重低音から高音まで迫力あるサウンドを実現する。
Netflix、Prime Video、Disney+、Apple TV+、YouTube、DAZN、TVer、U-NEXT、Hulu、WOWOWオンデマンド、NHK ONE、Lemino、ABEMA、DMM TV、Rakuten TV、FOD、バンダイチャンネルなど幅広い動画配信サービスに対応する。AIボイスナビは音声認識によって家族ごとのプロフィールを自動で切り替え、おすすめコンテンツを表示するパーソナライズ機能を搭載。
タイムシフトマシン機能は搭載しないが、ハンズフリーAIボイスナビやダブルウインドウ、ざんまいスマートアクセス、シーンリストなど、上位シリーズと共通する機能を数多く備えている。
記者発表会を実施
TVS REGZAは7月6日に記者発表会を開催し、 ZX3Sシリーズの発表とともに、2026年夏モデルの商品戦略を説明した。
取締役副社長の石橋泰博氏は、レグザブランドが20周年を迎える節目にあたり、「映像の感動」を追求した商品開発をさらに推進していくと説明。2026年夏はMini LED、有機ELに加え、RGB Mini LED製品を大幅に強化し、市場拡大を牽引していく考えを示した。
製品ラインナップについては、RGB Mini LEDが「豊かな色彩」、Mini LEDが「明るくダイナミック」、有機ELが「漆黒の高コントラスト」と、それぞれ異なる強みを持つことも紹介した。
発表会後半には、ディスプレイ商品企画部 プロダクトプロデューサーの槇本修二氏、ビジュアルコア技術ラボ 画質・エンジン技術担当の小西秀吾氏、同ラボ RGBパネル技術担当の中山玲偉氏、ネットワーク&AIアプリケーションラボ センシング技術担当の入江祐司氏、AVシステムラボ 音質技術担当の高橋 大氏、クラウド事業センター レグザインテリジェンス パーソナライズ担当の佐々木 梓氏によるトークセッションも実施。画質、RGBパネル、AI、音質、パーソナライズ機能など各分野の開発担当者が登壇し、開発時の苦労やこだわり、工夫したポイントを紹介した。
質疑応答では、店頭では「色が非常に良い」との評価を得ていることや、市場全体でもRGBテレビへの注目が高まり、新たなトレンドになりつつあるとの認識が示された。また、ZX3シリーズにタイムシフトマシン機能を搭載しなかった理由については、商品ポジションと価格とのバランスを考慮した結果であると説明。
そのほか会場では、既存モデルとの映像の比較や、同社のサウンドバーと連携する「シンクロドライブ」によるオーディオの体験会なども実施した。
同社は116V型から55V型まで拡充したRGB Mini LED液晶レグザのラインナップを通じて、高画質テレビ市場におけるRGB Mini LEDの普及をさらに推進していく方針を示した。

































