公開日 2012/06/04 10:02

ソニー、“X-Reality”搭載の「Powered by BRAVIA」パソコン“VAIO Lシリーズ”

裸眼3D対応や新高速起動機能なども
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

■BRAVIAの機能と画質をVAIOに内蔵

前述のように、液晶テレビ“BRAVIA”に採用している同社独自の高画質エンジン「X-Reality」を搭載。超解像技術などにより映像を高画質化させる。画質についてはVAIOの開発陣がBRAVIAの開発陣へ足繁く通って調整を重ねたという。同社では「VAIO Powered by BRAVIA」と謳っている。

チューナーを通したテレビ番組だけでなく、本機で再生するすべての映像がX-Realityを通る。テレビ視聴・録画ソフト「Gigapocket Digital」だけでなく、そのほかのメディアプレーヤーソフト、インターネットブラウザーなどアプリケーションに関係なく、X-Realityの効果が適用されるため、YouTubeなどネットの動画サイトの映像や、ビデオカメラ等で自分が撮影した映像、写真なども従来より高画質化される。

従来モデル(右)との比較

なお、X-Realityの適用レベルは設定から自分で変更することが可能。また、GIga Pocket Digitalは動作安定性を向上させるなどしたVer.4.0を搭載している。

テレビ関連でのUIもBRAVIAと共通化。Skypeやインターネットブラウザなどの「アプリケーション」、「アプリキャスト」「ネットチャンネル」など、元々がパソコンであるVAIOにとってあまり必要でないものを削ぎ落とすなど、メニューの最適化も行っている。

UIもBRAVIAと共通化

TVとPCの2画面表示も可能。TV画面のほうを大きくしたり、P in P表示にしたりもできる

そのほか、番組の内容に合わせて画質を自動調整するシーンセレクト機能もBRAVIAと共通のものを搭載。HDMI CEC「BRAVIA LINK」にも対応している。

BRAVIAとほぼ同じ画質調整が可能

また、付属のリモコンも上記のUIを使いやすい新デザインのものを採用。カーソル移動用の方向キーや決定キーなどナビゲーションボタン周辺、および早送りや巻き戻しなど録画/再生時に使うボタン類の配置をBRAVIAと共通化している。

また、リモコン上部にはGIga Pocket Digitalを簡単に起動できるようダイレクトボタンを配置。パソコンでしか使えないボタンは、機能名表示をオレンジに色分けして分かりやすいよう配慮するなどしている。

付属リモコン

BRAVIAと同じようなボタン配置にしてTV機能の使い勝手に配慮

スマートフォンでテレビの各種操作ができるアプリ「Media Remote」にも対応。本製品の発売後にアプリのアップデートを行い対応する予定。

なお、「スグつくTV」はP in P表示やDLNAクライアント機能にも対応。離れた場所のBDレコーダー内に録画した番組を、OSを起動せずにDLNA経由ですぐに視聴するなどといったことができる。

■音質にも配慮 − S-master搭載に加えウーファーも新規追加

音質面にも配慮しており、出力6W×2のステレオスピーカーに加えて新たに出力8Wのウーファーを追加。また、パンチングネットを採用することで音のヌケが良くなるようにも配慮している。

フルデジタルアンプ「S-master」や、デジタル信号処理によりスピーカーの音響特性を補正する「CLEAR PHASE」なども搭載。独自のバーチャルサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド 3D」にも対応している。そのほか高品質・低ノイズだというコーデック出力「Sound Reality」も採用している。

次ページ最上位モデルは裸眼3Dにも対応 − 高速起動技術も新開発

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX