パナソニック、パッシブ3D対応の液晶 “VIERA” ET5 − 3D非対応のE5も

パナソニックは、別売アクセサリーによるWi-Fiや、VODサービス「もっとTV」対応の液晶テレビ“VIERA”「ET5シリーズ」と「E5シリーズ」を3月9日より順次発売する。両機とも基本的なスペックは共通だが「ET5シリーズ」はパッシブ3Dに対応している。

■ET5シリーズ　3月9日発売
・TH-L55ET5（55V型）￥OPEN（予想実売価格30万円前後）
・TH-L47ET5（47V型）￥OPEN（予想実売価格23万円前後）
・TH-L42ET5（42V型）￥OPEN（予想実売価格16万円前後）
・TH-L37ET5（37V型）￥OPEN（予想実売価格14万円前後）
・TH-L32ET5（32V型）￥OPEN（予想実売価格12万円前後）

■E5シリーズ　4月20日発売
・TH-L42E5（42V型）￥OPEN（予想実売価格14万円前後）

■両機共通の特徴

地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載し、4月からサービスインを予定している電通と民放キー局5社によるVODサービス「もっとTV」（関連ニュース）にも対応。全機種ともIPSパネルを採用し、フルHDに対応している。

別売の無線LAN アダプター「TY-WL20」を使用することでWi-Fiに対応。また、家庭内に無線LAN 環境が無くても、シンプルWi-FI搭載“DIGA”とワイヤレス接続し、アンテナ線が無い別の部屋でテレビ放送や録画番組を視聴できる。

またWi-Fi接続に関連する機能としては、ドコモ向けの「P-03C」「P-05C」「P-02D」であればWi-Fi接続で携帯電話/スマートフォン内の写真、動画、音楽などを転送できる連携機能も備えている。なお他社製のスマートフォンの場合は、DLNAおよび写真再生機能が必要。

「お部屋ジャンプリンクサーバー（DLNAサーバー）」機能を搭載。外付けのUSB-HDDに録画した番組などを、本機から別の部屋の“VIERA”に転送して楽しむことができる。

加えて「ビエラ・コネクト」にも対応。インターネット環境があれば、好みのアプリを追加し機能を付加して進化させることができる。

液晶パネルは倍速駆動に対応。LEDバックライトの3相バックライトスキャンとの組み合わせによりクリアな映像再生につなげるとともに、国内民生用で市販されている同V型の地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンテレビにおける年間消費電力量にてナンバーワンの省電力性能を実現したという。

スピーカーは全機種ともフルレンジ（2.2cm×7.5cm）で、実用最大出力が総合20W（JEITA）。

■両シリーズの違い - 3Dへの対応やHDMI端子数など

先行して発売される「ET5シリーズ」は、前述のようにパッシブ偏光板方式の3Dに対応。3Dグラスが1個付属するほか、専用3Dメガネ「TY-EP3D10WB」も別売で用意している。

HDMI端子は4系統を備え、うち1系統（HDMI1）がARCなどに対応。USB端子3系統のほか、D4端子、光デジタル音声出力、ヘッドホンなども1系統ずつ搭載している。

3D非対応の「E5」シリーズは、HDMI端子を3系統装備。うち1系統（HDMI1）がARCなどに対応している。USB端子は2系統で、D4端子、光デジタル音声出力、ヘッドホンなども1系統ずつ搭載している。