キヤノン、デジタルカメラの新生産拠点「長崎キヤノン」を7月に着工

キヤノン（株）は、同社デジタルカメラの新たな生産拠点となる「長崎キヤノン株式会社」建設について、2010年4月の操業開始を目指して今年の7月に着工することを決定した。

長崎キヤノンは当初、2009年1月の建築着工、同年12月の操業開始が予定されていたが、2008年12月には世界同時不況の影響による経済の停滞と、デジタルカメラ需要の急激な減速を理由に計画を延期していた。

同社ではその後、市場や経済状況を精査し「デジタル一眼レフカメラ市場が堅調に推移し、今後も着実な成長が見込まれる」と判断したことに加え、中長期的な視野でデジタルカメラの生産配分を検討した結果として、長崎キヤノンの着工開始を決定するに至ったと説明している。