2006年年頭アンケート「日本ビクター」

ビクター独自の「Only1商品」で感動体験を積極展開する

Q1：業界を取り巻く環境は日々、激しく変化しています。ユーザーの消費行動やライフスタイルは、どのように変化していくとお考えですか。

テレビは、BSデジタル放送の普及や地上デジタル放送のエリア拡大、トリノ冬季オリンピックやサッカーワールドカップ・ドイツ大会などのイベントを追い風にして、LCD、PDP、プロジェクションテレビなど薄型ディスプレイ商品の需要拡大がさらに進むと予想している。特にハイビジョン放送やハイビジョンレコーダーの普及により、高精細・大迫力のハイビジョン映像を余すところなく楽しみたいという欲求がさらに拡大し、大画面&高画質ディスプレイの人気が高まり普及していくだろう。

ビデオカメラは、HDDやSDメモリーカード、DVDディスクなど、新しい記録メディアを採用したタイプへの移行が急速に進み、例年以上に活性化すると予想している。

オーディオはデジタルオーディオプレーヤーの一般ユーザー層への普及が急進。また、大画面ディスプレイの普及に伴い、ホームオーディオのニーズも高くなると思われる。

Q2：2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

当社は独自の“Only1商品・技術”を中心に提案していく。商品ジャンルとしては、独自開発のD-ILAデバイスを搭載し、液晶やPDPの長所を併せ持つハイブリッドプロジェクションテレビ「フルハイビジョンビッグスクリーンエグゼ」、“映像知能”「新ジェネッサ」を搭載した液晶テレビ「液晶エグゼ」、30GBタイプでDVD画質7時間以上の記録時間を実現し、大ヒット中のハードディスクムービー「エブリオ」、高音質が評判のデジタルオーディオプレーヤー「アルネオ」と「ウッドコーンスピーカー」搭載コンポなどが中心だ。

需要喚起策としては、「ビクターOnly1感動販促」をプロモーションテーマに、店頭で当社主力商品の感動を体験できるようなツールを多数用意。特に「フルハイビジョンビッグスクリーンエグゼ」や「エブリオ」は、数多くの展示会や勉強会を開き、実際に良さを知っていただく体験会を積極的に開催していきたい。

（Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより）