コダック、MP3再生も可能な動画撮影機能つきデジカメをネットで限定販売

どことなくRIOに似たデザイン

●コダック株式会社は、動画/静止画の撮影に加えて、MP3再生機能も装備したマルチメディア デバイス｢Kodak mc３｣（コダック エム・シー・スリー）を、６月下旬から数量２,０００台限定で販売を開始する。

｢Kodak mc3｣は大手量販店のウエブサイトを中心としたオンラインショップで販売される。なお、コダック オンラインショップ「shop@kodak」での販売価格は２９,８００円。

本機は、イーストマン・コダック社より２月に発表されて以来、米国だけでなく世界中で人気製品となっている。その話題性の高さから、日本でも台数を限定してネット販売することとした。　

記録媒体には、コンパクトフラッシュカード（TypeI）を使用。製品には32MBのものが同梱される。

質量を約１７０ｇ（バッテリー含む）、サイズをわずか６.５cm（W）×１０.５cm（H）×３.５cm（D）という小型に抑え、形はホールドしやすいようにグリップを設けた縦型のボディデザインに仕上げた。

スチルカメラとして使用した場合、解像度はVGA（３０万画素）クラスで、３２MBのメモリーカードに３００枚以上の静止画を撮影することができる。動画はQuick Time形式で、１/４VGA（３２０×２４０ピクセル）サイズ。フレームレートは２０FPS（毎秒20フレーム／高画質）と１０FPS（毎秒１0フレーム／標準画質）の２種類があり、１０FPSモードならば３２MBカードで約１０分間連続撮影が可能。また、同梱されている映像編集・アルバム作成ソフトウエア「ビデオ インプレッションズ」（Arc Soft社）を使えば、ユーザーが自分で撮影・録音した映像や音楽を組み合わせて、独自のマルチメディア映画やミュージック ビデオを作成することもでき、楽しみがさらに広がりそうだ。

MP3エンコーダーソフトも、もちろん同梱している。「Real Jukebox」を使用し、CDからMP3形式のファイルを生成した後、メモリーカードに保存すれば、３２MBのコンパクト フラッシュ カードで約４０分の音楽を楽しむことができる。

映像や音声データのPCとの転送は、USBケーブルが使用される。USB接続用ソケットはボディの底面にあり、ここにUSBケーブル（本体付属）を接続、または専用のUSB接続ドッグ（オプション）にセットすれば、パソコンに事前インストールされた“画像ビューワソフト（本体付属）”が自動的に起動し、静止画、動画、MP3のファイルを自動的に一覧表示することができる。

２千台の数量限定販売なので、早期の売り切れも予想される。ゲットしたい方はチェックを怠りなく。（Phile-web編集部）