公開日 2018/04/28 21:40

【ヘッドホン祭】ラックスマン、“AUDIO OSECHI BOX” のCDトランスポート「JU-004」を披露

CHORDは「Qutest」をデモ。PATHOS参考出展も
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日28日から開幕した「春のヘッドフォン祭2018」(フジヤエービック主催)。本記事ではラックスマン/FOCAL、CHORD/ULTRASONEのブースの模様をお伝えする。

ラックスマン/FOCAL

ラックスマンのブースでは、本サイトで連載中の『海上忍のラズパイ・オーディオ通信』で予告されたとおり、ラックスマンが手がけるワンボードオーディオ・コンソーシアムの技術コンセプトモデル「AUDIO OSECHI BOX」の新たな試作機として、CDトランスポート「JU-004“DISC”」が参考出展された。

CDトランスポート「JU-004」(写真下)。上はメインボックス「JU-001」

ワンボードオーディオ・コンソーシアムは、Raspberry Piなどのワンボードコンピュータによる新しいオーディオプラットフォームの規格策定を目指すグループ。ここに参加するラックスマンは、同グループの技術コンセプトモデルとして「AUDIO OSECHI BOX」を開発。今年3月にRaspberry Piを搭載したDAC/ネットワークプレーヤー「JU-001“MAIN”」を公開していた(関連ニュース)。

今回、初披露された「JU-004“DISC”」は、AUDIO OSECHI BOXとしてJU-001などと筐体サイズを揃えた、スロットローディング式光学ドライブ搭載のCDトランスポート。USBによってCDDAデジタル信号を出力し、JU-001でこれを受けてD/A変換を行うかたちとなる。

JU-001にはティアックのクロックジェネレーター「CG-10M」からのクロック入力も組み合わせてデモを行っていた

MPDへのトラック自動登録や、CDDBによってインターネット経由での曲情報をMPDへ登録することなども可能だ。その詳細については、ソフトウェア部分の開発を行う同グループの海上忍氏が連載記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてほしい。

なお、AUDIO OSECHI BOXは技術コンセプトモデルであり、価格や発売時期は未定となっている。同社では「お客様のご意見・ご要望をもとに、製品化に向けて進化していく」としている。

ラックスマンのブースでは、同社のヘッドホンアンプ、同社が取り扱う仏FOCALのヘッドホンも出展された。

ラックスマンのプレーヤーやヘッドホンアンプなどが登場

ラックスマン製品については、最上位ヘッドホンアンプ「P-750u」、USB-DAC/ヘッドホンアンプのDA-250など同社のヘッドホン関連製品が登場。FOCALからは最上位ヘッドホン「UTOPIA」、ハイエンド機の最新モデル「CLEAR」などラックスマン取り扱いモデルを試聴できた。

UTOPIA

CLEAR


ULTRASONE/CHORD

タイムロードのブースで主役となったのは、USB-DACの中でも今注目を集めている「Qutest」(試聴レポ)だ。先行して登場したポータブルヘッドホンアンプ/USB-DAC「Hugo 2」からDAC部を継承しつつ、アンプ部やバッテリー部を省略して、据え置きUSB-DACに特化させたモデルとなる。


「Qtest」
再生スペックもHugo2と同様で、USB入力は最大768kHz/32bitのPCMと22.4MHz のDSDに対応。入力はUSBのほか、2系統のBNCデジタルや光デジタルも搭載。出力はアナログRCA端子を備える。ブースでは様々なヘッドホンアンプと組み合わせて、ULTRASONEのヘッドホンを鳴らしていた。

CHORDからは旗艦DAC「DAVE」とCDトラポ「Blu MK2」も出展

今回はULTRASONの新製品発表はなかったが、「Edition15」や「Edition8 EX」などEditionシリーズ、「Signature DXP」「Signature Studio」などのSignatureシリーズが出展。実際に音を聴くことができた。

「Edition15」

また、イタリアのハイエンドアンプブランド PATHOS Acousticsのヘッドホンアンプも参考出展。「IMPOL EAR」「AURIUM」の2機種のデモを行った。いずれも真空管によるプリ部とソリッドステートによるパワー部を組み合わせたハイブリッド型アナログ・ヘッドホンアンプとなる。

「IMPOL EAR」

「AURIUM」

なお、現時点でPATHOSを正式に取り扱うかどうかは未定とのことだが、来場者に感想などをヒアリングしていくとのこと。また、同ブランドは多様なオーディオ用アンプをラインナップしており、ヘッドホンアンプに限らず導入を検討していくという。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX