<HIGH END>英国CHORD、ステレオパワーアンプ「ULTIMA 7」発表&「QUARTET」は今夏出荷開始
ウィーン・ハイエンドにて、イギリス・CHORD(コード)はULTIMAシリーズの末弟となるパワーアンプ「ULTIMA 7」を初披露した。デモエリアではDAコンバーター「DAVE」の実力をさらに引き出す「QUARTET」を活用し、パワフルでマッシブなサウンドを響かせていた。
日本では「DAVE」の大ヒット以来、“デジタルの最新鋭ブランド”という印象も強いコードだが、アナログアンプについても並々ならぬ強力なラインナップを取り揃えている。
「ULTIMA 7」は同社のULTIMAシリーズに連なるステレオパワーアンプで、デザインモチーフは上位モデルを引き継ぎつつ、高さは13cmとコンパクトに仕上がっている。同社のプリアンプ「ULTIMA PRE3」との組み合わせを想定したもので、135W(8Ω)という出力を実現。
デジタル回路を持たないフルアナログ構成、デュアル・フィードフォワード技術によって、「超低歪みと超高速トランジェント、広いダイナミックレンジを実現しました」と、下位グレードでも妥協のない作りを追求したと訴える。
プリメインアンプ「ULTIMA INTEGRATED」をプリアンプとして使い、「ULTIMA 7」をパワーアンプにするといった使いこなしも提案、”セパレートシステムへのグレードアップ”としても活用して欲しいと語ってくれた。
昨年のハイエンドで初お披露目され、昨秋の東京インターナショナルオーディオショウでも話題を呼んだアップスケーラー「QUARTET」ももちろん登場。ロバート・ワッツ氏が約8年をかけて開発してきた、コードの次世代デジタル技術の象徴ともなる一台。
400万タップのデジタルフィルターを搭載、5基のFPGAによる超高速演算というかつてないシステムでDAVEのサウンドをさらに高みに引き上げる。7月ごろにはグローバルに出荷予定とのことで楽しみに待ちたい。
デモンストレーションエリアでは、「DAVE」「QUARTET」に、モノラルパワーアンプ「ULTIMA 3」、プリアンプに「ULTIMA 7」とCHORDのフルラインナップに、イギリスのATC「SCM50」を組み合わせる。送り出しにはInnuosの「Zenith NEXT-GEN」を活用している点も注目。ストリーミング再生の最先端のサウンドを聴かせてくれた。
また、今年のコードはプロ向けの製品展開にも注力。同社の機材はアビーロードスタジオなどでも活用されているそうで、会場ではホームシアターや設備音響向けの“超薄型”パワーアンプ「BLADE Pro」も披露。
ドルビーアトモスなどの多チャンネルシステムにも対応できるよう、薄型でスタックしやすい形状となっている。電源にはHiFiラインとは異なりGaN(窒化ガリウム)を採用、省スペースと高効率化を両立しているという。
ほかにも、“レゴ”のように組み合わせて機能を増やせるSUZIシリーズも展示。HiFiオーディオ、プロ向けオーディオ、ポータブルオーディオと、幅広い製品展開の技術を誇示していた。
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