AUDIA、新フラグシップアンプ「Strumento Signatureシリーズ」。プリ/ステレオパワー/モノパワーの3機種
アイレックスは、同社が取り扱うイタリアAUDIAより、既存モデル “Strumentoシリーズ” をさらにブラッシュアップしたという新たなフラグシップモデル “Strumento Signatureシリーズ” を3月1日より発売する。ラインナップと税込価格は下記のとおり。
- Strumento Nº1 Signature(プリアンプ):9,680,000円
- Strumento Nº4 Signature(ステレオパワーアンプ):9,350,000円
- Strumento Nº8 Signature(モノラルパワーアンプ):10,340,000円/台
基本設計はStrumentoシリーズを踏襲しながらもパーツ全てを再選択し、回路設計も一部改良を行ったとのこと。基板は全て金メッキ回路にし、使用するパーツもMundorfコンデンサー、Dale抵抗器等など中心に高品位なパーツを使用している。
これらにより、パワーアンプではステレオモデル「Strumento n4 Signature」の出力が300W@8Ω、モノラルモデル「Strumento n8 Signature」の出力が650W@8Ωと、Strumentoシリーズ比で最大20 - 30%の出力向上を実現させた。
ボディは従来のStrumentoシリーズ同様スイス製の最高級アルミニウムを使用。研磨作業はAUDIA社内の専門職人が行い、重要な部位にはショットピーニング処理やアルマイト処理を施し、最高の品質を実現したとアピールしている。
プリアンプ「Strumento Nº1 Signature」
筐体内部には、4つのトロイダルトランスからなる電源アーキテクチャを採用。メインオーディオステージ専用の75VAトランスが2つ、コントロールボード用の25VAトランスが1つ、そしてロジック演算用の15VAトランスが1つが搭載されている。
そして各トランスを磁性シールドで覆い、エポキシ樹脂を封入。これによって外部の電波干渉の遮断を図っている。
また、主電源には、超高速整流だというMundorfコンデンサ(1500uF、100V)を20個搭載し、振動減衰材で覆い物理的なノイズを低減。これにより、「プリアンプは完璧な静粛性と安定性を備え、あらゆる場面で音質の完全性を維持する」とアピールしている。
ボリュームコントロール部は独自の定インピーダンス・アッテネーターを開発して搭載。従来の可変抵抗ではインピーダンスが変動し、周波数特性、スルーレート、内部カップリングの安定性が低下するといった課題があったが、定インピーダンス・アッテネーターによってこの問題を克服したという。
コンポーネントは、個別の低ノイズ金属皮膜抵抗器とリレーで構成され、0.5dBステップの制御で127dBのゲイン範囲を提供。また、3Hz - 1MHz(-3dB)の広い周波数特性により、ゲイン全体にわたって250V/μsを超えるスルーレートを実現している。
また、独自のクラスA電流帰還ゲインステージを搭載しており、チャンネルごとに独立した4つの安定化電源(入力段専用2基、出力段専用2基)を装備。このゲインステージをアルミニウム製の筐体に収め、エポキシ樹脂で封止することで熱安定性と外部干渉からのシールドを確保している。そのほか、出力段には高電流・低ノイズのクラスA MOSFETデバイスを採用している。
入力はバランスXLR/アンバランスRCAを2系統とバランスXLR専用端子を3系統装備。出力にはバランスXLRを2系統とアンバランスRCAを1系統装備している。
パワーアンプ「Strumento Nº4 Signature」「Strumento Nº8 Signature」
パワーアンプは、ステレオモデル「Strumento Nº4 Signature」はで従来比最大20%、モノラルモデル「Strumento Nº8 Signature」で最大30%の出力増を達成。スペック値としてはステレオ機Nº4 Signatureが300W@8Ω、モノラル機Nº8 Signatureが650W@8Ωとなっている。
なお両機とも、従来のStrumentoシリーズと同じ3,000VA・UIコアを使用。全てのパーツの再選定とファインチューニングを見直したことにより出力増を実現したという。また、質量についても両機とも8.5s増となっている。
超高速応答と1MHzを超える広帯域、そして最大1,000Wの大出力によって、「あらゆるスピーカーシステムにおいて比類のないコントロールを提供する」とアピール。モノブロック構造によってチャンネルセパレーションの向上も図っている。
音質チューニングは熟練のオーディオスペシャリストが膨大な時間をかけて回路を微調整し、徹底的なリスニングテストを実施したとのこと。また、前述のとおり抵抗とコンデンサーをはじめとする全てのパーツを一つ一つ厳選している。
内部には、完全バランス回路とプレミアムグレードのコンポーネントを採用。Mundorfコンデンサー、Dale抵抗器、高周波リードリレーによって信号の純度を保つという。
また、320,000uFの大容量コンデンサーバンクによってエネルギー安定性を確保するとともに、カスタム金メッキ回路基板、超高速整流器、そして金メッキした信号経路によって音質劣化を防ぐよう配慮している。
また、各チャンネルを駆動する2つの独立した高電流電源を4つの独立したステージによって支えることで、ノイズを最小限にできるようにしたとも説明。デュアル150VAトロイダルトランスがメインステージに電力を供給し、15VAトランスがロジックと制御の電源を担当。従来のヒューズはマイクロプロセッサで監視される電流センサーに置き換えられ、抵抗による制限を排除することで最適なエネルギーフローを実現できるようにした。
独自のクラスA電流帰還ゲインステージを搭載。ゲインステージはアルミニウムシールドとエポキシ樹脂で封止し、出力ステージには、エポキシ樹脂で密封されデュアル強磁性シールドに収納された3,000VA・UIコアカスタムオーディオトランスを搭載している。なお、このトランスは日本市場だけのために100V専用巻きとなっている。
そのほか電源トランスは従来同様にメインのオーディオ回路から分離。独立したシャーシを通して不要な振動を物理的に遮断している。











































