ラックスマン、100周年記念の限定真空管アンプ「CL-38uC Limited」「MQ-88uC Limited」

ラックスマンは、同社創業100周年記念のカスタマイズ限定モデルとして、真空管プリアンプ「CL-38uC Limited」と真空管ステレオパワーアンプ「MQ-88uC Limited」を10月に発売する。価格は、税込でCL-38uC Limitedが528,000円、MQ-88uC Limitedが572,000円としており、各モデル50台のみの限定生産となる。

限定モデルのベースとなるのは、2017年に発売された「CL-38uC」「MQ-88uC」の2機種であり、真空管アンプの基本的な構成やデザインは従来モデルから継承しながら、時代に合わせて現代の真空管にブラシュアップし続けてきたモデル群。

回路部分において両モデル共通しての変更点として、MT管を標準の「ECC83S」から「ECC803S」、「ECC82」から「ECC802S」へとスロバキアJJ製の真空管に更新。

加えてフイルムコンデンサーを標準のニチコン製からドイツのムンドルフ製とフランスのソーレン製に変更されている。

MQ-88uC Limitedのみの回路変更として、出力管のKT88を標準のPSVANE製からスロバキアJJ製にアップデートしている。

デザイン面も改良されており、CL-38uC Limitedは独自のロの字の木箱に、木目の素材感を美しく強調することでオールドクラシックさを際立たせたというクリア塗装仕上げを採用。

MQ-88uC Limitedでは、マットなダークブラウン色のボンネットに、控えめなクリア塗装を施すことで上質さを表現したとのこと。

また、創業100周年記念モデルの証として、光沢クロムメッキ仕上げの「CENTENNIAL」銘板を装着させた。

また、電源ケーブルも変更されており、標準の「JPA-10000i」からトップエンドモデル専用の「JPA-15000」が新たに導入されている。

CL-38uC Limitedは、主な入力端子としてライン入力×3基、バランス入力×1基、PHONO×1基、ライン出力×2基を装備。外形寸法が440W×169H×307Dmm、質量が13.3kg。

MQ-88uC Limitedは、主な入力端子としてダイレクト×1基、バリアブル×1基、スピーカー出力×1基を備える。外形寸法が440W×184H×230Dmm、質量が16.1kg