イース・コーポレーション、伊ハイエンドブランド「audio solution」取り扱い開始。車載パワーアンプ4機種とプリアンプ2機種
イース・コーポレーションは、イタリアのハイエンドオーディオブランド「audio solution(オーディオソリューション)」製品の取り扱いを開始。車載用パワーアンプ4機種とプリアンプ2機種を2025年4月より発売する。ラインナップの詳細と価格は以下の通り(表記いずれも税込)。
■パワーアンプ
・「Quattro(クアトロ)」(受注発注品) 4,400,000円
・「Quartetto(カルテット)」(受注発注品) 715,000円
・「Duo(デュオ)」(受注発注品) 715,000円
・「Quattrocento(クアトロチェント)」 396,000円
■プリアンプ
・「Studio V6 MKII」(受注発注品) 990,000円
・「Studio M8 MKII」(受注発注品) 550,000円
audio solutionは、車載用/家庭用/業務用のオーディオ機器の製造を専門するイタリアのハイエンドオーディオブランド。確かな基本理念や現代的なアイデア、革新的なデザイン、部品の品質、そして継続的な技術研究に基づいた歴史と経験で、各製品を「トップクラスの性能」に仕上げていると謳っている。
また全製品でイタリア製またはイタリア国内で販売されている部品を使用し、自社の工場でハンドメイド生産を行うことにより、真の「Made in Italy」を保証しているとアピール。この度登場するパワーアンプ4モデルは、カーオーディオ業界で最も有能で情熱的な人物の1人だというRoberto Tognon(ロベルト トニョン)氏が手掛けている。
「Quattro」は、上述のロベルト氏が「今までにないカーアンプ」をテーマに、1年以上を費やして開発した最上位4chパワーアンプ。
CNCで精密に加工された筐体に、世界から集められた最高級・高品位のパーツを数多く投入。ラテラルMOSFETや安定化デュアル電源回路、MUNDORFコンデンサー、導電性高分子コンデンサー、シルバーマイカコンデンサー、105um金メッキPCB、デジタルポテンショメーター搭載のLCDディスプレイ等で構成されている。
これにより、絶対的な音の正確さや透明性、ディテール、コントロール、明瞭度、ステージ性能においてトップクラスのパフォーマンスを発揮するとのこと。本体上面には動作電圧や筐体温度、マスターボリューム、各チャンネルのアッテネーション(0.25dB ステップ)、ファームウェア、シリアルナンバーなどを表示するデジタルモニターを備える。
アンプの定格出力は150W×4(4Ω)280W×4(2Ω)。周波数特性は4Hz - 150kHz(-3dB)、全高周波歪率は0.003%、S/Nは110dB以上、実装ヒューズ容量は100A。外形寸法は450W×90H×270Dmm、本体質量は10.5kg。
「Quartetto」は、Quattroの最高音質の思想・哲学を継承しつつ、ロベルト氏を中心とするプロジェクトチームがクラストップの性能を目指して設計開発したハイエンド4chモデル。
CNCマシンにより切削加工された筐体に、ハイカレントタイプのパワーMOSFETやサンケン社製のパーツを内蔵。電源部にはウルト・エレクトロニクス製キャパシターを使用するほか、ニチコン社製MUSEシリーズやELNA社製 Cerafineシリーズなどを搭載する。
また、オーディオ部にはウルト・エレクトロニクス製のキャパシターを採用し、金メッキを施したPCBボード&コネクターなどの最高品位のパーツで構成。コンパクトなサイズでありながら優れたスペックと非常に高い信頼性を備えることで、ディテールやニュアンスを失うことなく音楽を堪能できるとアピールしている。
本体にはQuattro同様デジタルモニターを装備。アンプの定格出力は125W×4(4Ω)200W×4(2Ω)400W×2(4Ωブリッジ)。周波数特性は4Hz - 150kHz(-3dB)、全高周波歪率は0.005%、S/Nは105dB以上、実装ヒューズ容量は30A×2。外形寸法は320W×85H×210Dmm、本体質量は4.8kg。
「Duo」は、Quartettoの2ch仕様となるハイエンドパワーアンプ。基本的な製品仕様はQuartettoと同様で、CNCマシンにより切削加工された筐体に最高品位のパーツを搭載し、本体にはデジタルモニターを装備している。

アンプの定格出力は235W×2(4Ω)380W×2(2Ω)760W×1(4Ωブリッジ)。周波数特性は4Hz - 140kHz(-3dB)、全高周波歪率は0.015%、S/Nは105dB以上、実装ヒューズ容量は30A×2。外形寸法は320W×85H×210Dmm、本体質量は4.7kg。
「Quattrocento」は、4chパワーアンプのベーシックモデルに位置づけられる。CNCで削り出された筐体に、高品位オペアンプやサンケン社製ダーリントントランジスターを搭載。電源部とオーディオ部にはルビコン社製&ニチコン社製HQキャパシター、ニチコン社&パナソニック社製低ESR電解コンデンサー&キャパシターを備える。
信号部にはATE社のパワーレジスター、金メッキが施された105um 銅のPCBを内蔵し、コンパクト設計でありながらでディテールやニュアンスを失わないと謳っている。アンプの定格出力は100W×4(4Ω)160W×4(2Ω)300W×2(4Ωブリッジ)。周波数特性は4Hz - 150kHz(-3dB)、全高周波歪率は0.003%、S/Nは105dB以上、実装ヒューズ容量は25A×2。外形寸法は277W×55H×190Dmm、本体質量は4.7kg。
Studio V6 MKIIは、クラスA級の6ch真空管プリアンプ。アルミニウムダイキャスト製の筐体を採用し、電源段とオーディオ段をそれぞれモジュール化。電源段はデュアルステージタイプとすることで、各チャンネル出力の安定化を実現したと説明する。
ソフトスタート回路やLEDインジケーターを装備し、オーディオ段にはVishayメタフィル抵抗、ニチコン/パナソニック低ESRコンデンサー、そしてポリプロピレンとオーディオ・グレードのプラスチック・コンデンサーを搭載している。入出力端子はRCA入力×6系統、RCA出力×6系統を装備する。周波数帯域は2Hz - 210kHz (-3dB)、実装ヒューズは10A。外形寸法は470W×54H×230Dmm。
Studio M8 MKIIは、コンパクトなアルミニウム筐体に、デュアルステージ電源や金メッキPCBなどで構成されたクラスA級8chプリアンプ。LEDインジケーターを装備し、オーディオ段にはVishayメタフィル抵抗、ニチコン/パナソニック低ESRコンデンサー、そしてポリプロピレンとオーディオ・グレードのプラスチック・コンデンサーを採用している。
入出力端子はRCA入力×8系統、RCA出力×8系統を装備する。周波数帯域は2Hz - 190kHz (-3dB)、実装ヒューズは4A。外形寸法は320W×58H×240Dmm。
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