入力はRCA1系統のみ

レガ、MMカートリッジ専用フォノイコライザー「Fono MM-MK5」。全段ディスクリート設計を採用

公開日 2025/10/24 13:04 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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完実電気は、同社が取り扱うイギリス・REGA(レガ)ブランドより、MMカートリッジ専用フォノイコライザー「Fono MM-MK5」を10月30日より発売する。価格は55,000円(税込)。

REGA MM対応フォノイコライザー「Fono MM-MK5」

「MMとMC用のフォノステージは設計の根本的な思想が違う」という考えのもと、レガブランドではこれまでMMカートリッジ専用「Fono-Mini」「Fono-MM」、MCカートリッジ専用に「Fono-MC」「AURA」といったラインナップを展開してきた。その流れを踏襲、「Fono MM-MK5」はMMカートリッジ専用のフォノイコライザーで、初代「Fono-MM」から数えて5世代目となる。

全段ディスクリート設計を採用、入力段とRIAA段を分けて相互干渉を最小限に抑えるように設計されている。入力段にはリニアリティに優れた高音質オーディオトランジスター「LSK389」を搭載。また、高精度なRIAAカーブ再生を実現するため、音質評価の高いミューズのオペアンプを採用する。音質と特性、回路設計に応じて入力段にはポリエステル・フィルム・コンデンサー、RIAA段にはポリプロピレンコンデンサーと使い分けされている。

入力・出力はRCA1系統のみ。すべて「Made in England」にこだわり、調達部品のほとんどはイギリス国内で調達するなど、細かい部品に至るまで品質にこだわった「モノづくり」に力を入れている。

「Fono MM-MK5」の背面端子。RCAの入出力を1系統装備

入力感度は1.7mV(200mV時)、入力負荷は47kΩ、最大入力レベルは60mV(@1kHz)、ゲインは41.4dB(@1kHz)、最低出力負荷抵抗(推奨)は5kΩとなっている。

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