来春登場を想定

<TIAS>マランツ、最上位セパレートAVアンプ「AV 10」「AMP 10」参考出展。各100万円前後見込む

2022/10/28 編集部:川田菜月
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「2022東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS)」が、本日10月28日(金)-30日(日)の三日間、東京国際フォーラムにて開催されている。本項ではマランツの展示内容をレポートする。

マランツ(ガラス棟5階/G510)



ブースでは、マランツ、Bowers & Wilkins(B&W)、AudioQuestから製品展示およびデモンストレーションを実施。各日とも開始から終了まで、新製品を中心に同社取扱い製品をじっくり体感できる、多彩なイベントスケジュールが組まれている。

会場スタートから、各日どの時間でもマランツやB&Wの充実のサウンドデモを楽しめる

マランツは「SACD 30n」「MODEL 30」「CD60」「MODEL 40n」をメインに比較試聴できるサウンドデモ実施。B&Wの700シリーズのスピーカー各種との組み合わせシステムを使用する。

取材時には、B&Wのスピーカー「702 S3」を用いて、マランツ「MODEL 30」「MODEL 40n」の比較試聴をおこなっていた

試聴デモとは反対側には、新AVアンプ「CINEMAシリーズ」を展示している。先日発表されたばかりの9.4chモデル「CINEMA 50」、よりスリムな7.2chモデル「CINEMA 70s」に加えて、来年登場予定のパワーアンプ「AMP 10」、最上位プリアンプ「AV 10」も参考出展された。

「CINEMA 50」

「CINEMA 70s」

新CINEMAシリーズは、同社のAVアンプシリーズとして、10数年ぶりにデザインから一新したオールニューモデル。2022年9月にその存在が明らかにされたもので、上述の4モデルに加えて、9.4ch AVアンプ「CINEMA 40」もラインナップ予定となっている。なおCINEMA 40については、本イベントではまだ見ることができなかった。

参考出展の2モデルは、現在日本では少なくなっているセパレートタイプのAVアンプにあたり、15.4chのプリアンプ「AV 10」、16chスイッチングパワーアンプ「AMP 10」で構成。来年春頃には登場予定で、価格は未定だがそれぞれおよそ100万前後になる見込みだという。

15.4chのプリアンプ「AV 10」

16chスイッチングパワーアンプ「AMP 10」

同社のラインナップにおける「10」のナンバリングは現在最上位を表す数字。つまりこの2モデルはCINEMAシリーズのフラグシップモデルに位置する。特に同社製パワーアンプは生産完了となって久しく新製品に期待も高まる。なお、製品仕様など具体はまだ明らかにされていないが、イベント会場ではトップパネルがあけられており、その中の構造をじっくりと見ることができた。

AV 10の内部構造

AMP 10の内部構造。隅々までじっくりとチェックできる

「AV 10」「AMP 10」は、オールニューモデルとして一新されたCINEMAシリーズを象徴するようなモデルとして、スケールおよびグレードも最上級を追求するとのこと。過去の製品と比較しても、これほどハイエンドなモデルは初のチャレンジだとし、自宅でリアルシアター環境を追求するユーザーに向けて「フラグシップらしいサウンドが届けられると思う。是非期待してほしい」とした。

B&Wでは、9月下旬に発売された700シリーズのフロアスタンディング・スピーカーおよびスタンドマウント・スピーカー全モデルを展示。「702 S3」「703 S3」「704 S3」「705 S3」のサウンドデモを実施する。またフラグシップモデル「801 D4」についても1日2回のサウンドデモを予定する。

700シリーズのスピーカーが勢揃い。フラグシップモデル「801 D4」のデモも実施される

このほか、AudioQuestのインターコネクトケーブルの試聴や、B&Wの完全ワイヤレスイヤホン「PI7」、ワイヤレスヘッドホン「Px8」「Px7 S2」などの展示も行っている。

AudioQuestのケーブル展示


B&Wの完全ワイヤレスイヤホン「PI7」

B&Wのワイヤレスヘッドホン「Px8」「Px7 S2」

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