発売日が正式決定

GERMAN PHYSIKS、日本上陸第1弾スピーカー「HRS-130」を7月20日発売

公開日 2022/07/13 19:26 編集部:小野佳希
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タクトシュトックは、同社が取り扱う独GERMAN PHYSIKS(ジャーマン・フィジックス)ブランドのスピーカー「HRS-130」を7月20日に発売する。

HRS-130

全14色をラインナップし、価格はサテン仕上げものが418万円、ハイポリッシュ仕上げのものが462万円、カーボンファイバー仕上げのものが495万円(すべてペア・税込)。なお、本体色によって選べる仕上げの種類が異なる。

カラーバリエーションと仕上げによって価格が異なる

日本市場への導入を6月に発表していた製品の正式な発売日が決定した格好。当初は7月10日発売を予告していたが上記のとおり7月20日発売になったようだ。

ジャーマン・フィジックスは、ドイツのホルガー・ミューラー氏主催のオーディオブランド。アメリカのリンカーン・ウォルシュ氏が開発した360度無指向に放射されるウォルシュ・ドライバー搭載スピーカー「Ohm F」に感動したホルガー氏が、同スピーカーを自宅に導入。後年ドイツの数学者であるエンジニアであるピーター・ディックス氏が複雑な構造を持つ同ドライバーをコンピュータモデリングした試作品を開発し、ライセンスを獲得。さらなる研究を重ねて開発されたユニットは1992年にDDD(Dicks Dipole Driver/ディック・ダイポール・ドライバー)と名付けられ、ブランドのアイコンとなったという。

HRS-130は、現在のジャーマン・フィジックスのラインナップの中でも世界中で最も人気のあるモデルとされており、最新型のDDDユニットを専用の密閉キャビティ内に搭載する360度無指向型の2ウェイスピーカー。ユニットの全方向性放射特性により、ホールのような包み込む音場を作り出すとアピールしている。

なお、型番にあるHRSとはHelmholtz Resonator Speakerの略となっており、20cmのウーファードライバーを搭載するボトム部の構造をヘルムホルツの共鳴管の利用した密閉型を採用。全帯域を360度無指向で再生可能としている。加えて、リアパネルに備えられたジャンパーにより、高域レベルを-2/0/+2/+4dBで調整可能だとしている。

キャビネット部は特徴的な8角形なスタイルを取っており、キャビネットの強度と設置のしやすさを両立。6畳から30畳までの幅広い部屋に対応するとしている。入力コネクタにはWBT製 nextgenバインディングポストを採用する。

インピーダンスは4Ω 、周波数特性は29 - 24kHz、クロスオーバーは220Hzとなり、能率は87dB(for 1W @1m)となっている。外形寸法は325W×1,160H×325Dmm。質量は37.4kg(1本)。保証期間は購入から5年となる。

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