テレビとの電源オン/オフ連動やリモコン学習など可能

ティアック、テレビとの親和性を高めたUSB-DAC搭載プリメイン「AI-301DA-Z」

2022/01/19 編集部:杉山康介
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ティアックは、テレビやノートPCの高音質再生に最適だというUSB-DAC搭載プリメインアンプ「AI-301DA-Z」を、1月29日より発売する。価格はオープンだが、税込52,800円前後での実売が想定される。

AI-301DA-Z

バーブラウン製DAC「PCM1795」を搭載し、最大でPCM 192kHz/32bitのハイレゾ音源再生や、DSD 11.2MHzのネイティブ再生に対応。テレビと光/同軸デジタルで接続すると電源のオン/オフをテレビと連動させられるほか、「リモコン学習機能」によって、テレビやレコーダーのリモコンで本機のボリューム調整が可能となるため、ここにスピーカーを繋げばテレビの高音質再生が実現するという。

テレビとの接続イメージ

パワーアンプはデンマーク・ICEpower社製のものを搭載しており、入力信号を忠実に増幅するというHCOM(Hybrid feedback Controlled Oscillating Modulator)方式、およびMECC(Multivariable Enhanced Cascade Control)フィードバックループを採用。40W + 40W(4Ω)の高出力・高効率な回路設計とし、発熱量が少なく冷却ファンも不要で、ピュアな音楽鑑賞に求められる静寂な環境を提供できるとする。

また、ヘッドホン回路にはCCLC(Coupling Capacitor Less Circuit)方式を採用。位相遅れや低域のレベル低下、音にコンデンサーの色がつくなどといった、一般的なヘッドホン回路におけるコンデンサーに起因した音への悪影響を排除し、十分な低域とレスポンスの良い高次元のヘッドホンリスニング環境を実現するとのこと。

入力端子はRCA×2、USB-B×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載。USB接続は伝送ジッターを排除する「アシンクロナスモード」と、4種類の転送モードによる音質の変化を楽しめる伝送技術「Bulk Pet」に対応する。

加えてBluetooth接続にも対応。コーデックはSBC/AACに加えaptXに対応しており、新たに受信中のコーデック確認機能も搭載する。周波数特性は2Hz - 100kHz(-5dB)で、S/Nは95dB(LINE入力、IHF-A/LPF 20kHz 1kHz 2V入力)、THD+Nは0.01%(1kHz、8Ω、1W)。

製品の背面部

筐体は「デスクトップにも置けるコンパクトな高性能オーディオ」というコンセプトのもと、215mm幅のコンパクトサイズで設計。アルミ製パネルやモータードライブ式ボリュームノブ、制振性に優れる堅牢な金属製シャーシを採用し、正統派Hi-Fi機器としての品格を保ちつつ、振動による音質への影響も最小限に抑えるとのこと。

出力にスクリュー式(バナナプラグ、AWG8対応)スピーカー端子とサブウーファーアウト(RCAピンジャック)、ヘッドホン出力を搭載。外形寸法は215W×61H×254Dmm(突起部含む)で、質量は2.1kg。カラーはブラック/シルバーの2色展開となる。

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