年額8990円/月額899円

サブスク型再生ソフト「Audirvana Studio」を5/16より提供開始。買い切り型ソフトは販売終了

公開日 2021/05/10 11:57 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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PC/Mac用ハイレゾ再生ソフトAudirvanaは、新たにサブスクリプション型のソフトウェア「Audirvana Studio」を発表した。5月16日より提供が開始され、年額8,990円または月額899円で使用できる。なお、従来バージョンの買い切り型ソフト「Audirvana 3.5」は販売を終了する。

サブスクリプション型の「Audirvana Studio」が新たに提供される

パリ時間5月9日18時(日本時間5月10日の深夜1時)より開催されたFacebookライブにて発表され、Audirvana CEOのDamien Plisson氏と、Managing DirectorのManuel de la Fuente氏が登場し、「Audirvana Studio」の進化のポイントについて解説した。

Damien Plisson氏はAudirvanaについて、AUDIOとNIRVANA(涅槃)を組み合わせた単語と説明し、全てを忘れて音楽に没入できる体験を提供したいという思いから名付けたものだという。

CEOのDamien Plisson氏

サブスク型に変更した理由としてManuel氏は、「コンピューター環境の変化に合わせて常に最新の機能をユーザーに提供したいと考えた」とコメント。これまで10年間にわたり培ってきたAudirvanaの技術的バックボーンに加え、オンラインのコミュニティなどから挙げられたさまざまな意見を参考に、アップデートを行なったとしている。

Managing DirectorのManuel de la Fuente氏

「Audirvana Studio」はWindowsとMacの双方に対応し、Windows 10ではカーネルストリーミングモードを独占的に使用する。Macに関してはApple Siliconにもネイティブに対応する。なお、クロスプラットフォームとなっており、1つのアカウントで双方にログインができ、複数のデバイスにインストールができるが、同時使用できるのは1台までとしている。

ストリーミングサービスとしては、TIDAL、Qobuz、Hi-res Audioに対応。ローカルとストリーミングサービスの音源にシームレスにアクセスでき、プレイリスト作成やお気に入りへの追加が可能になるという。言語は、英語のほか、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語、中国語が利用できる。

UIも刷新され、ストリーミングサービスとローカルの音源をシームレスに再生できるという

さらに、12万局以上のインターネットラジオやポッドキャストへのアクセスを実現。また、オーバーサンプリング・アルゴリズムとして「R8Brain」が追加される。メタデータエディタも進化し、オンラインからデータを参照できるほか、自分なりのデータを付与することもできるという。ハイレゾ品質のファイルを評価する「HDトラック・プロファイル・チェッカー」なども搭載する。

「Audirvana Studio」のUIイメージ

リモートコントロールアプリは、iOSまたはAndroid対応で無料で用意される。

なお、既存のver2およびver3.5を購入しているユーザーについては、7月末まで優先的な料金で購入ができるとしている。

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