変則ツイスト構造

WestminsterLab、独自合金採用のケーブル「STANDARDシリーズ」「ULTRAシリーズ」

公開日 2021/02/05 13:52 編集部:松永達矢
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(株)ブライトーンは、独自の表面研磨を施した固体コア合金を導体とするWestminsterLabブランドのオーディオケーブル「STANDARDシリーズ」と「ULTRAシリーズ」を発売する。


導体と絶縁体の組み合わせ、ツイストの方法、ケーブルの全体的な外観の差異でシリーズを分化。それぞれ、USB(AtoB)、SPDIF、BNC、AES、RCA、XLR、スピーカーケーブルを1.0m〜4.0mの長さにて展開。また、いずれも有償オプションにて音の明暗を深める事ができるとする「カーボンファイバーシールド」を用意している。主なラインナップは以下の通り。(価格表記はすべて税抜)

・STANDARDシリーズ
USBケーブル1.0m「USB-ST-1.0」 175,000円
SPDIFケーブル1.0m「SPDIF-ST-1.0」 175,000円
BNCケーブル1.0m「BNC-ST-1.0」 175,000円
AESケーブル1.0m「AES-ST-1.0」 200,000円
RCAケーブル1.0m「RCA-ST-1.0」 300,000円
XLRケーブル1.0m「XLR-ST-1.0」 375,000円
スピーカーケーブル1.5m「SP-ST-1.5」 400,000円

・ULTRAシリーズ
USBケーブル1.0m「USB-UT-1.0」 350,000円
SPDIFケーブル1.0m「SPDIF-UT-1.0」 350,000円
BNCケーブル1.0m「BNC-UT-1.0」 350,000円
AESケーブル1.0m「AES-UT-1.0」 400,000円
RCAケーブル1.0m「RCA-UT-1.0」 600,000円
XLRケーブル1.0m「XLR-UT-1.0」 750,000円
スピーカーケーブル1.5m「SP-UT-1.5」 800,000円

これらのシリーズで音の傾向は同様のテイスト、特徴を備えるとしているが、上位モデルの「ULTRAシリーズ」との違いは、より詳細な音楽パフォーマンスの再現性と、エネルギーの増大、サウンドステージのスケール拡大にあると説明している。

多数の導電性材料と処理方法を幾度となくテストした上で選定したという特注導体Autria Alloyは、導電性材料の特定の組成で結晶粒界を持たないように作られているとのこと。そこに適切な温度処理を加えることで、信号伝送の優れた性能を実現するという。また、導体の酸化を防ぐために、通常のエナメルより優れているとする、自己配合の黒色エナメルコーティングが施されている。

加えて、特定の周波数での共振と干渉、磁界を最小限に抑えるとする変則ツイスト構造を採用。これは、1つまたは複数の導体のペアをねじる通常のケーブル工法では、高い静電容量が発生する可能性と、単一のねじれ角により特定の周波数範囲に特定の共振を与える可能性を鑑みて取り入れたものとしている。

また、有償オプションのカーボンファイバーシールドは、一般的なスズ、アルミニウム、銅、銀メッキ銅、ニッケルメッキ銅と異なり、磁場の影響を受けず、干渉を排除するものと説明。変則ツイスト構造の同社ケーブルと組み合わせることで、新しいレベルに引き上げることができるとアピールする。

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