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専用パーツでオーディオ性能強化

ホンダ、“音楽仕様”の蓄電機「LiB-AID E500 for Music」。約27万円で来年2月発売

編集部:押野 由宇
2019年10月17日
本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は、 “音楽仕様” として開発した蓄電機「LiB-AID E500 for Music」を2020年2月中旬に発売する。価格は270,000円(税抜)。

「LiB-AID E500 for Music」(写真はプロトタイプ。最終製品版とは仕様が異なる部分があります)

ホンダではポータブル蓄電機「LiB-AID E500」を2017年に発売。モバイルバッテリーと発電機のメリットである、持ち運びやすさと十分な電気出力・容量を両立した製品として展開してきた。その用途がアウトドアユースが中心である一方、オーディオ用途が約5%存在することに同社は注目。 “音楽仕様” を謳うLiB-AID E500 for Musicの開発に至った。

LiB-AID E500 for MusicはCDプレーヤーやプリアンプなどの音源の上流にあたる消費電力の小さなオーディオ機器に接続する電源。また、消費電力が大きなプリメンインアンプを採用したオーディオシステムの場合でも、プレーヤーの電源として導入するだけで十分な効果が期待できるとしているほか、レコードなどアナログ機材にも効果を発揮するという。

オーディオシステムの電源として利用できるよう性能を強化

開発においては、バッテリーとインバーターは標準モデルと共通であるのに対し、音楽仕様としてコンセント周り、ノイズ対策を強化している。具体的にはベースモデルが持つバッテリー電源としての素性の良さに加え、専用パーツを採用することでオーディオ電源としてのクオリティを高めている。

リチウムイオン電池を搭載するとともに、その直流電流を適切な電圧まで昇圧しDC-AC変換することで、高精度で正弦波の交流100Vを生成するインバーターユニットを内蔵。コンセントにはフルテック「GTX-D NCF(R)」をE500搭載用に専用設計。導電性に優れる純銅にロジウムメッキを施した電極による安定的な給電を行う。

さらにコントロールパネルも専用開発を行った。素材には極めて高い振動減衰能の誇るマグネシウム含有アルミ合金「ヒドロナリウム」を採用。大きな振動を抑える高い剛性と微振動を吸収する制振性を実現し、ハイグレードコンセントの性能をフルに引き出すとする。また、耐腐食性の高いヒドロナリウムの表面にアルマイト処理を施すことで、長期性も持たせている。

本体の分解イメージ

筐体内部のAC電源のケーブルには、導電率102.3%IACSを誇るオヤイデ電気の
精密導体「102 SSC」を採用したオーディオ用ハイグレード配線材を適用。加えて、軽量樹脂ボディーの筐体内面に電磁波シールド材を施すことで空中を電磁波として飛来する放射ノイズの対策を行う。シールド材のフィラーには電磁波に対して効果を発揮する複合機能性顔料を配合し、機器間の相互ノイズ、高周波領域のノイズを低減を図っている。


背面部(写真はプロトタイプ。最終製品版とは仕様が異なる部分があります)
定格出力は300W(VA)、最大出力は500W(VA)。運転時間は約4 - 6時間(50W)で、充電時間は約6時間。放充電寿命は1000以上となる。電気取り出し口は交流コンセント2口、USB出力端子2口を装備。外形寸法は266W×248H×182Dmm、質量は5.4kg。

なお、販売台数は200台となり、受注は10月17日から12月18日で行う。申し込み多数の場合は抽選となる。また抽選は、早く申し込みするほど抽選の回数が多くなる「マルチチャンス抽選」にて行われる。対象抽選期間は第1期が10月17日 - 11月6日、第2期が10月17日 - 11月20日、第3期が10月17日 - 12月4日、第4期が10月17日 - 12月18日。申し込みは製品ウェブページから行う。

また、10月25日〜11月4日にて開催される第46回東京モーターショー2019にて、本機がコンセプトモデルとして世界初公開される。

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