ブックシェルフ「Concept300」も

Q Acoustics、3層のキャビネットで振動を抑えるスピーカー「Concept500」

2019/09/25 編集部:平山洸太
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イースタンサウンドファクトリーは、英Q Acousticsのハイエンドスピーカー「Concept500」「Concept300」を10月1日に発売する。価格はConcept500が600,000円(税抜/ペア)、Concept300が450,000円(税抜/ペア・スタンド込)。

Concept500は、トールボーイ型の仮想同軸2ウェイ・バスレスシステムを採用。カラーはBlack/Rose Wood、White/Pile Oak、Gloss Black、Gloss Whiteをラインナップする。

Concept500

中・低域には165mmのウーファーを2基搭載し、高域には28mmのトゥイーターを1基搭載。周波数特性は41Hz-30kHzで、定格インピーダンスは6Ω。

キャビネットは3層で構成され、それぞれの層の間は圧力をかけたうえで非硬化性ゲルで満たされる「Dual Gelcore」構造を用いる。また有限要素解析とレーザー解析法を使用した分析により的確なブレーシングを施すという「Point 2 Point」ブレースを採用する。

「Dual Gelcore」イメージ

同じくキャビネットには、不均衡な圧力によって共振する傾向があるトールボーイ型に最適とする、全体的な圧力を低減する技術「HPE(Helmholtz Pressure Equalizer)」を採用。外形寸法は400W×1,150H×350Dmmで、質量は42kg。

Concept300は、従来のブックシェルフ型とは異なる「スタンドマウントスピーカー」という概念で設計したというスピーカーシステム。Concept500と同様に「Dual Gelcore」「Point 2 Point」といった技術が用いられる。カラーはBlack/Rose Wood、Silver/Ebony、White/Pile Oakがラインナップ。

Concept300

専用のスタンド「tensegrity stand(テンセグリティスタンド)」が付属。薄型の硬質ステンレススチール・バーを用いて表面積を減らすことで、スタンドの共振の低減を図っている。

テンセグリティスタンド

さらにスタンドを取り付けるキャビネットベース部には、免震機構(アイソレーション・ベース)を使用した一体型のプレートを装備。サイロダンプ(Sylodamp)という素材を使用した4つのスプリングの上にスピーカーが置かれるような構造としている。

中・低域には165mmのウーファーを搭載し、高域には28mmのトゥイーターを搭載。周波数特性は55Hz-30kHzで、定格インピーダンスは6Ω。また外形寸法は220W×355H×400Dmmで、質量は14.5kg。

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