tubeアンプの切り替えが可能

<HIGH END>カクテルオーディオからヘッドホンアンプ「HA500H」が登場

2019/05/17 季刊NetAudio編集部
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韓国のNOVATRON社が開発するオーディオブランド、カクテルオーディオ。ミュージックサーバーが日本でも人気を集める同社から、コンパクトなヘッドホンアンプ「HA500H」が、ドイツ・ミュンヘンにて開催された世界最大級のオーディオショウ「HIHG END MUNICH」で登場した。


カクテルオーディオのヘッドフォンアンプHA500H。VUメーターが特徴
サイズは横270mmとこれまでの半分程度。大きな特徴は真空管を搭載し、tubeのオン/オフが正面ボタンからワンタッチで切り替えできること。真空管はECC82を1組搭載。また、これまでのサーバー同様に5インチのディスプレイを搭載、視認性の高さはもちろんVUメーターが表示できるなどオーディオファンの心をくすぐる内容となっている。ヘッドホン出力はバランス、アンバランスの2系統を搭載し、インピーダンスはHIGH/LOWの2種類をこちらも正面ボタンで切り替え可能。もちろんアナログ出力も搭載するので、アンプ等につないでのスピーカー再生も可能だ。

入力はアナログのバランス、アンバランスに加え、デジタルのUSB type-B、HDMI(I2S)、Coaxial、Toslink、AES/EBUと多彩に搭載。Bluetooth入力でスマートフォンからの再生にも対応する。DACチップはESSの9018K2Mをデュアルで搭載する。サイズは270W×330D×90Hmm(脚部含む)。


向かって右側に真空管ECC82を搭載する
単体でのディスクドライブやストリーミングの再生には対応しないが、同社のデジタルトランスポート「X50D」や「X50Pro」と組み合わせることで、ヘッドホンによる豊かなリスニングライフを実現する。DSD、DXDの再生はもちろん、MQAのフルデコードにも対応するので、MQA-CDの再生にも有効だ。

日本での導入について代表のナム・コー氏は、Bluetoothを搭載しているため技適の問題で、導入のコストが高くなってしまう側面があるという。日本向けにブBluetoothなしのバージョンを開発することも視野に入れたい、と語っていた。

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