価格は「802 D3」が340万円/ペアから

B&W「800 D3シリーズ」価格やスペックなど正式発表 - コンティニュアム・コーン採用など“ほぼ全て”刷新

公開日 2015/10/09 12:00 編集部:小澤貴信
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「これだけの基礎研究を重ねられるスピーカーメーカーはB&Wだけ」

ここまで800 D3についての澤田氏の解説をレポートしてきたが、約1時間半にわたったプレゼンをもってしても、紹介できたのは新技術のごく一部とのこと(TIASのプレゼンでは今回触れられなかった要素にも言及されていた。レポートはこちら)。「雑誌でしたら20ページくらいもらえたら全部説明できるかもしれません」と澤田氏。「ケブラー・コーンを替えたら、結果としてこれまで問題がないとされてきたところにも様々な問題が見えてきた、というのがあくまで800 D3の革新のストーリーなのです」と澤田氏は語り、自身のプレゼンを締めた。

澤田氏による試聴デモも行われた

マランツ試聴室にセッティングされた803 D3

なお、800 D3シリーズの試聴レポートについては、11月21日発売の弊社刊『季刊オーディオアクセサリー・159号』にて掲載予定なので、ぜひそちらをお読みいただきたい。

センタースピーカーもラインナップ

800 D3シリーズにはセンタースピーカーが2機種ラインナップされた。「HTM1 D3」は、3ウェイ・4スピーカーのバスレフ型。ユニット構成は25mmダイアモンド・トゥイーター×1、150mmコンティニュアムコーンDSTミッドレンジ×1、200mmエアロフォイルコーン・ウーファー×2。周波数レンジは20Hz〜35kHzで、能率は91dB。外径寸法は850W×330H×342D、質量は30.4kg。

「HTM1 D3」

HTM2 D3」は、従来の2ウェイから、3ウェイ・4スピーカーとなった。バスレフ型。ユニット構成は25mmダイアモンド・トゥイーター×1、130mmコンティニュアムコーンDSTミッドレンジ×1、165mmエアロフォイルコーン・ウーファー×2。周波数レンジは33Hz〜35kHzで、能率は90dB。外径寸法は720W×302H×326D、質量は20.0kg。

(編集部:小澤貴信)

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