Dクラスステレオパワーアンプ「a102」も

Wadia、DXD 384kHz対応のDAC/プリ/ヘッドホンアンプ「di122」

公開日 2015/02/19 16:01 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ノアは、同社が取り扱うWadiaの新製品として「di122 Digital Audio Decorder」と「a102 Digital Stereo Power Amplifier」を発売開始した。価格は両モデルとも36万円(税抜)。

■DXD 384kHz対応の「di122」

「di122」は、USB/光(TOS)/同軸(COAX)の計5系統の入力と、バランス、アンバランス、ヘッドホン(6.3mm)の3系統の出力を装備。DAC、デジタルプリアンプ、そしてヘッドホンアンプとして利用できる。

di122

DACチップにはESS社の特許SABRE32アーキテクチャの最新チップであるES9016を採用。USB入力はDSD 128/64、DXD 384kHz/352.8kHz、最大384kHz/32bitのPCMに対応している。なお、光(TOS)/同軸(COAX)入力はPCM 192kHz/24bitまでの対応。

背面端子部

USBはアシンクロナス(非同期)転送に対応。ヘッドホンアンプには差動出力のローノイズOPアンプ、N5532による独立した回路を採用している。また、電源からのノイズ流入防止に配慮した大容量のACアダプターによる給電方式を採用したほか、他のワディア製品も操作が可能なリモコンが付属する。

周波数特性は20Hz〜20kHzで、全高調波歪率は0.005%、SN比が105dBで、ダイナミックレンジが98dB、出力インピーダンスは100Ω以下(バランス・アンバランス共通)。外形寸法は254W×80H×254Dmmで、質量が3.2kg。

■Dクラスステレオパワーアンプ「a102

「a102」は、Dクラスのステレオパワーアンプで、254W×80H×254Dmmとコンパクトサイズながらも80W/ch(4Ω)という出力を実現させている点が特徴。Dクラスアンプは電気的効率に優れ、大きな熱を発しないため、大きな冷却ファンなどを必要としない「“グリーン”エネルギーアンプ」だとしている。

a102

入力にはバランス(XLR)とアンバランス(RCA)を各1系統備え、背面スイッチによる切り替え式を採用。無音時には自動的にスタンバイモードへ移行する機能も搭載しており、こちらもスイッチでオン/オフできる。

背面端子部

同社では「小型スピーカーのみならず、大型のスピーカーにも対応できる高い電流応答性」だと説明。なお、スピーカーターミナルはバナナプラグやYラグにも対応。

周波数特性は10Hz〜50kHzで、SN比はバランス時が96dB、アンバランス時が93dB。電圧利得が29dBで、ダンピングファクターは8Ω負荷時が200以上、4Ω負荷時が100以上。入力インピーダンスは15kΩ(バランス・アンバランス)。質量は3.9kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

新着記事を見る
  • ジャンルプリアンプ
  • ブランドWADIA
  • 型番di122
  • 発売日2015年2月10日
  • 価格¥360,000(税抜)
【SPEC】●周波数特性:20Hz〜20kHz(±0.5dB) ●全高調波歪率:0.005% ●入力端子:光/同軸デジタル音声入力×各2、USB×1 ●出力端子:XLR/RCA/ヘッドホン×各1 ●S/N比:105dB ●ダイナミックレンジ:98dB ●出力インピーダンス:100Ω以下(バランス/アンバランス共通) ●消費電力:10W(待機時0.5W以下) ●外形寸法:254W×80H×254Dmm(最大突起部含まず) ●質量:3.2kg
  • ジャンルパワーアンプ
  • ブランドWADIA
  • 型番a102
  • 発売日2015年2月10日
  • 価格¥360,000(税抜)
【SPEC】●最大出力:50W+50W(8Ω)、80W+80W(4Ω) ●入力端子:RCA/XLR×各1 ●出力端子:スピーカー×1 ●周波数特性:10Hz〜50kHz(+0dB,-3dB) ●S/N比:96dB(バランス入力時)、93dB(アンバランス入力時) ●入力インピーダンス:15kΩ(バランス・アンバランス) ●消費電力:35W(待機時0.5W以下) ●外形寸法:254W×80H×254Dmm(最大突起部含まず) ●質量:3.9kg