専用ヘッドホンアンプ内蔵

デノン、USB-DAC搭載の小型プリメイン「PMA-50」。デジタルアンプ「DDFA」採用

公開日 2014/12/10 10:00 ファイル・ウェブ編集部
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(株)ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドより、DSD 5.6MHz対応のUSB-DAC機能を搭載したコンパクトなフルデジタルプリメインアンプ「PMA-50」を1月中旬に発売する。価格は68,000円(税抜)。カラーはプレミアムシルバー。

PMA-50

PMA-50の背面端子部

定格出力25W+25W(8Ω,1kHz,THD 0.1%)/50W+50W(4Ω,1kHz,THD 1%)のデジタル入力対応プリメインアンプ。内部にDAC機能を搭載し、専用のヘッドホンアンプも備えている。さらにBluetooth機能にも対応する。

音声入力端子としてUSB×1/光デジタル×2/同軸デジタル×1/アナログ×1を搭載。音声出力端子は、スピーカー端子のほかに6.3mm標準ヘッドホンとサブウーファープリアウトを備える。

USB経由で最大192kHz/24bitのPCM、最大5.6MHzのDSDに対応するUSB-DAC機能に対応する。なお、DSD転送時にはASIOとDoPをサポート。USB伝送時は、本機のマスタークロックで制御を行うアシンクロナスモードにより、ジッターフリー伝送に対応する。PCからの音源データ入力時に信号ラインから流入するノイズを抑えるデジタルアイソレーターも備えているほか、44.1kHz系/48kHz系の2系統のクロックを入力信号のサンプリングレートに合わせて切り替え、最適な周波数のクロックをUSB-DACインターフェースおよびDSPに供給するデュアルクロック仕様としている。

アンプ部には、新世代クラスDアンプを搭載。英CSR社のDDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)テクノロジーを採用している。DDFAは、精度の高いデジタル・フィードバック・ループを用いることで音質を高めていることが特徴。

なおデジタル入力ソースについては、入力から最終段のPWM変調まで一貫してデジタル処理を行うため、同社では変換による音質劣化が生じないことをアピールしている。出力段と電源回路にはデノン独自のディスクリート回路を採用し、「徹底したサウンドチューニングを行った」としている。

また、スピーカー出力用パワーアンプとは別にヘッドホン出力専用アンプを搭載していることも特徴。電圧増幅段には高速オペアンプを採用し、出力バッファー段はディスクリート回路とすることで、ヘッドホンのパフォーマンスを充分に引き出せる。ゲインは3段階で切り替えられる。

16bitの音楽信号を32bit精度にアップコンバート処理するハイビット化処理に加え、時間軸方向の情報量も拡大するデノン製品でおなじみの技術「Advanced AL32 Processing」も搭載している。

そのほか、Bluetooth規格はver3.0に準拠。対応プロファイルはA2DP 1.3/AVRCP 1.5、コーデックはaptX Low Latency/AAC/SBCをサポートしている。通信可能距離は約10m。NFC機能にも対応する。最大8台までのマルチペアリングが行える。

本体サイズは200W×86H×258Dmmで、質量は2.5kg。上下のパネルに3mm厚のアルミニウムを使用することで剛性を向上させ、外部振動による影響を抑えた。表面仕上げはサンドブラスト加工。なお、筐体は縦/横両設置に対応する。

【問い合わせ先】
デノン・マランツ・D&Mインポートオーディオお客様相談センター
TEL/0570-666-112

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドDENON
  • 型番PMA-50
  • 発売日2015年1月中旬
  • 価格¥68,000(税抜)
【SPEC】●定格出力:25W+25W(8Ω,1kHz,THD 0.1%)/50W+50W(4Ω,1kHz,THD 1%) ●音声入力端子:USB×1、光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×1 ●音声出力端子:スピーカー端子、6.3mm標準ヘッドホン、サブウーファープリアウト ●Bluetoothバージョン:ver.3.0 ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:aptX Low Latency/AAC/SBC ●外形寸法:200W×86H×258Dmm ●質量:2.5kg