往年のデザインと回路を復刻

ラックスマン、フィードバック回路ODβ搭載のプリメインアンプ「L-305」

2012/06/08 ファイル・ウェブ編集部
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ラックスマン(株)は、復刻シリーズのラインナップに高音質フィードバック回路ODβを搭載したトランジスタ式プリメインアンプ「L-305」を7月に発売する。価格は税込で315,000円。


L-305
2011東京インターナショナルオーディオショウで参考出展されていたモデル(関連ニュース)が正式発表された格好。本機は1970年代製品に特徴的なノブ類を多様したフロントフェイスと“ロ(ろ)”の字型木箱ケースの組み合わせに、自然な音色を追求した高音質フィードバック回路ODβを搭載。SQ-38u/D-38u/CL-38uに続く復刻シリーズとして新たにラインナップする。ツマミのパーツには重厚感のあるアルミ削り出し素材を用いた。シャーシは外来ノイズに強い高剛性のシールド型金属シャーシ。


復刻シリーズならではのデザインを採用
連続実行出力は50W×2(8Ω)、75W×2(4Ω)。全高調波歪率は0.005%以下(1kHz/8Ω時)、S/N比は100dB以上、周波数特性は20Hz〜80kHz。

パワーアンプ部はコンプリメンタリー差動構成・一段増幅によるシンプルな初段回路(CSSC回路)により、詰まりのない開放感のある音場を獲得。現在のラックスマン製品で主流の、最新のODNF回路を敢えて採用せず、ODβ回路の搭載により、DC領域と音楽の主帯域を独立ルートでフィードバックすることで、全帯域における音色の統一感を獲得した。

出力は大容量バイポーラ・トランジスタによるパラレル・プッシュプル構成。コンパクトな筐体ながら、大容量EIコアタイプ電源トランスと、15,000μF×4本のブロックコンデンサーを組み合わせた電源回路を備える。

細かな音質調整が可能なターンオーバー周波数3段階切換のバス/トレブル式トーンコントロール機能を採用。パワーアンプを追加したバイアンプ構成や、AVシステムとの共存も可能にするプリ/パワー分離機能も搭載する。


本機の筐体内部
MM/MC対応のフォノアンプを内蔵したほか、アナログレコードの反りによるウーファーのふらつきを抑えるローカットスイッチ、モノラルレコード再生時に便利なモノラルスイッチなどを設ける。

その他、ヘッドホン出力端子やレコーダー用入出力端子も装備。RCA端子は大型のコネクタを採用するRCAケーブルの接続にも対応できるよう、ピッチを幅広く取った。スピーカーケーブル端子はYラグやバナナ端子にも対応。A/Bの2系統独立切り換え式を採用する。

背面端子部

アルミ製の小型リモコンRA-19、OFC極太線ノンツイスト構造の純正電源ケーブルJPA-10000も付属する。

【問い合わせ先】
ラックスマン
TEL/045-470-6991

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドLUXMAN
  • 型番L-305
  • 発売日2012年7月
  • 価格¥315,000(税込)
【SPEC】●連続実行出力:50W×2(8Ω)、75W×2(4Ω) ●入力端子:ライン×3、フォノ×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1 ●消費電力:117W ●外形寸法:400W×169H×330Dmm ●質量:15.0kg