オルトフォンからはMCカートリッジとターンテーブル参考出展

<TIAS>独ADAMオーディオのスピーカー早速登場/「Signature Package」搭載YG ACOUSTICSスピーカー

2011/11/03 ファイル・ウェブ編集部
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11月3日より東京・有楽町の国際フォーラムで開催されている「東京 インターナショナルオーディオショウ」。出展されている多くのブースの中から、本稿では太陽インターナショナル、アッカ、オルトフォン、スキャンテック、アイシン高丘の展示内容をお届けする。

■太陽インターナショナル

太陽インターナショナルのブースでは、11月2日に取り扱い開始が発表されたばかりの、独ADAMオーディオのスピーカー「Column Mk3」「pencil Mk3」「Compact Mk3」(関連ニュース)のほか、NAGRAの真空管プリメインなど近日発売予定の製品も多く披露されている。

試聴ブースの様子。ADAMオーディオの「Column Mk3」を早速ドライブ

「Compact Mk3」

NAGRAの真空管プリメインアンプ「300i」は、従来モデル「300p」をベースに、ボリュームコントロールを装備したモデル。使用真空管「300B」の性能を最大限に活かすという300pと同じ設計思想が投入されている。出力はクラスA 20W/ch rms@8Ωで、出力端子はトランス出力 4/8/16Ωに対応する。周波数帯域は14Hz〜56kHz(±3dB)で、S/Nは105dB。入力端子はXLRを1系統のほか、RCAを3系統備えている。価格は2,520,000円(税込)。

「300i」

なおブース内では、従来モデルの300pとADAMオーディオの「Column Mk3」を組み合わせた試聴デモが行われている。

そのほか、近日発売予定の製品としては、JEFF ROWLANDの24bit DAC「AERIS DAC」や、AVALONのフロア型スピーカー「Ideo」なども展示されている。AERIS DACは1,470,000円(税込)、Ideoは1,092,000円(税込)での販売を予定している。

「Ideo」

「AERIS DAC」


■アッカ

アッカのブースでは、近日発売を予定しているYG ACOUSTICSのスピーカー新モデル「Anat III/Professional(Signature)」と「Kipod II Signature」に、LINDEMANNの新製品となるCDプレーヤー「825X」、同プリメインアンプ「885」を組み合わせた試聴デモを行っている。

「Anat III/Professional(Signature)」(左)と、「Kipod II Signature」(右)

「825X」(右列最上段)など、LINDEMANN新製品を組み合わせて試聴

Anat III/Professional(Signature)は、密閉型2ウェイ・3スピーカーにダブルアクティブサブウーファーを組み合わせたモデル。本体寸法は192W×1,695H×700Dmm。価格は5,150,000円(税込)。

Kipod II Signatureは、密閉型2ウェイ・2スピーカーにアクティブサブウーファーを組み合わせており、本体寸法は300W×1,030H×430Dmm。価格は2,250,000円(税込)となる。

2機種とも、新回路技術「Signature Package」を搭載する点が特徴で、これにより各メインモジュールのパワーハンドリング容量を向上させながら、全ボリュームレベルにおいてミッドレンジの歪みを減少させるという。さらに、メインモジュールを駆動するアンプへの負荷を軽減するという利点も備えている。両機種ともトゥイーターリングとフロントバッフルにはチタンアルミニウム合金、エンクロージャーには航空機グレードアルミニウムを使用している。

LINDEMANNの825Xは、従来モデル「825」にXMOS USB入力を備えたCDプレーヤーで、1,260,000円(税込)での販売を予定している。そのほか、ブース内にはLINDEMANNのスピーカー最新モデルとなる「BL10」も展示されている。

「BL10」


■オルトフォン ジャパン

オルトフォンのブースでは、MCカートリッジとターンテーブルが参考出展されている。

オルトフォンブースの様子

MCカートリッジは「MC ANNA」という型番が明らかにされており、年明け以降の発売が予定されている。価格帯は70万円前後になる見込みとのこと。

「MC ANNA」

ターンテーブルの方は、型番や発売時期等の詳細は明らかにされていないが、同社の従来製品にはない価格帯のエントリーモデルとなる予定。今回の会場では、「Kailas 7 mk2」などと組み合わせて試聴デモを実施している。

参考出品のターンテーブル。エントリーモデルとなる予定

「Kailas 2」も

そのほかにも真空管プリメイン「Kailas 2」など、ブース内には同社製品が一挙に公開されている。


■スキャンテック

スキャンテックのブースでは、近日発売を予定しているSpiral Grooveのスピーカー“Canalis”「Anima」や、オリジナルブランド“ARiON”のラインアンプ「ALION LINE 1」、Glass Masterの真空管モノパワーアンプ「SD-2」などを組み合わせた試聴デモを行っている。


スピーカーの“Canalis”は、同社が取り扱う従来ブランド“Sonics”の流れを受け継ぐブランド。部品レベルでの多国籍な製造を完全に廃止して、アメリカでの生産を基本とし、Spiral Grooveが管理する形で新ブランドとして生まれた。製品名はSonics時代の名称をそのまま踏襲しており、国内では「Anima」のほか、「Cambria」「Allegra」の計3モデルの発売を予定している。Animaは378,000円(税込)、Allegraは1,260,000円(税込)での販売を予定。Cambriaについては価格未定としている。

“Canalis”「Anima」

「SD-2」


■アイシン高丘

アイシン高丘のブースでは、TAOC「FC4500」の試聴デモを実施。また、近日発売予定となるAVラック“MSMK II”シリーズが展示されている。MSMK IIシリーズは段数/サイズ別に4種類をラインナップ。同社の従来製品は縦長のデザインが主流だったが、横長デザインを採用したモデルも用意している点が特徴だ。

アイシン高丘ブースの様子。スピーカー「FC4500」の試聴を行っている

AVラック“MSMK II”シリーズ

棚板は振動吸収性の高い高密度MDFを使用し、天然木にオーク材突板仕上げを施した。耐荷重は100kg/1段となる。また、アルミ製のブラック支柱は内部に特殊制振材を封入し、制震性能を向上させている。脚部には鋳鉄製大型スパイクを標準装備する。

参考出展となる鮮やかな赤色のラックも

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