USB-DAC搭載ヘッドホンアンプも

<ハイエンドショウ>トライオード、モノパワー「TRX-M845」や192/32対応DACなど新製品多数

2011/05/13 ファイル・ウェブ編集部
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本日から15日まで、東京・有楽町の交通会館で開催されている「ハイエンドショウトウキョウ2011スプリング」。トライオードは、同社取り扱いのスペンドール製品も含め、新製品を多数展示して話題を集めていた。

中でも注目は、同社が新たに展開する“リファレンスシリーズ”の第1弾モデル「TRX-M845」だ。845ドライブ846パラシングルという構成の純A級モノラルパワーアンプで、出力は50W。真空管は211へ変更することも可能だ。

トライオード“リファレンスシリーズ”の第1弾モデル「TRX-M845」

真空管は211へ変更することも可能

発売予定時期は7〜8月で、価格はペアで120〜150万円を予定する。なお本製品は重量や寸法の関係から、購入した販売店のスタッフと、トライオードのスタッフが2名で設置を行う。さらに設置後、翌日に再度動作チェックも行われる。設置は、もちろん全国対応だ。

本機は北米などを含めた「世界戦略モデル」という位置づけで、ゴールドのエンブレムプレートや、山崎順一社長のシグネチャーが刻印されているなど、音に関わる部分以外のディテールにもこだわっている。

モデル名が誇らしげに刻印されたゴールドのエンブレムプレート

山崎社長のシグネチャーはプリントではなく刻印されている

■96/24 USB入力対応ヘッドホンアンプを発売

ネットオーディオ対応製品も多数出展された。

「TRX-HD82」はTRV-84HDの後継となるヘッドホンアンプで、新たに96kHz/24bit対応のUSB-DAC機能を備えた。6〜7月の発売を予定し、価格は99,750円になる予定。

USB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「TRX-HD82」

USB端子はパソコン接続用のType-BとUSBメモリー接続用のType-Aを別々に用意しており、PC接続用のものが96kHz/24bitに対応している。

出力段は6BM8とFETの切替が可能で、トーンコントロール機能も備えている。ヘッドホン出力端子は2系統。

USBからの192kHz/32bit入力に対応するDAC「TRV-DAC1.0」も参考出展された。本製品も、出力段を6DJ8とFETで切り替えることが可能だ。発売予定時期は7〜8月、価格は未定。

DAC「TRV-DAC1.0」

そのほか、3月に発売した96kHz/24bit対応のUSB-DAC搭載真空管プリメインアンプ「TRX-PM84」(関連ニュース)も展示していた。

既に発売しているUSB-DAC搭載真空管プリメインアンプ「TRX-PM84」

■フォノイコ内蔵の新プリメインも登場

さらに、VP-EQ2の後継となる、MC/MMフォノイコ「TRV-EQ4SE」も参考出展した。6〜7月の発売を予定しており、価格は89,250円。

MC/MMフォノイコ「TRV-EQ4SE」

そのほか、リモコンやフォノイコを搭載した、300Bシングルステレオプリメインアンプ「TRV-A300SER」も6〜7月に発売すると告知。価格は189,000円になる予定だ。

300Bシングルステレオプリメインアンプ「TRV-A300SER」

■スペンドールの新スピーカー「A9」も

発売したばかりの、スペンドールの新スピーカー「A9」「A3」2製品も展示した(関連ニュース)。

A9は、29mmワイドサラウンドソフトドームトゥイーター、中高域に150mmのep38コーンウーファー、低域ユニットに180mmケプラーコーンウーファー2基を搭載するバスレフ型の3ウェイスピーカー。Aシリーズのハイエンド機として開発されたモデル。

デモにはスペンドールの新スピーカー「A9」を使用していた

A3は、22mmワイドサラウンドソフトドームトゥイーターと、150mmのep38コーンウーファーを備えるバスレフ型の2ウェイスピーカーで、本体サイズ165W×755H×250Dmmのコンパクトなフロア型となる。

コンパクトなフロア型「A3」も展示

同社のデモは、プリアンプにTRX-1、パワーアンプは発表されたばかりの「TRX-M845」、そしてスピーカーにはスペンドールの「A9」を使って行われていた。

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