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公開日 2025/10/30 06:30
「コスパがいい」超高級機

オーディオテクニカ「ATH-ADX7000/ATH-ADX5000」の差はどこに?ハイエンド開放型ヘッドホン聴き比べレビュー!

鴻池賢三

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“究極”とも言える開放型ヘッドホン2モデルを聴き比べ


オーディオテクニカが得意とするオープン型。先の「ATH-ADX5000」の登場は完成形の一つに思えた。しかし今回、その上位にあたる本機「ATH-ADX7000」が登場。


意外とも言える展開だったが、製品内容を精査すると、やはりATH-ADX5000はフラグシップの格を持ち、新しいATH-ADX7000はさらに一段上の精度に拘るプレミアムモデルに見える。


この稿では、そんな究極とも言えるオープンバック2モデルを徹底比較試聴し、違いを明らかにしていく。



左が「ATH-ADX7000」、右が「ATH-ADX5000」(以後、両モデルの比較写真はすべて左がATH-ADX7000)



ATH-ADX7000とATH-ADX5000、どこが違う? 


ATH-ADX5000とATH-ADX7000の差分を整理しておこう。公称スペック値は似通っているが、使用素材などにいくつかの違いが見られる。


中でも特筆すべきはバッフルプレートで、ATH-ADX5000が樹脂素材であるのに対し、ATH-ADX7000はアルミ削り出しと豪華仕様。見た目にはそっくりだが、アルミは高剛性でありながら振動吸収にも優れる素材で、音質面で大いに期待できる。


加えて注目すべきは、その精度の高さ。ATH-ADX7000は、同社独自の技術「HXDT(High-Concentricity X Dynamic Transducer)」を採用し、製造時の誤差を従来の約10%にまで抑えている。これにより、振動板が狙い通りに正確なピストン運動を行い、音の再現性が大幅に向上させるという。


例えば、同じ寸法指示のコマでも、誤差を小さくゼロに近づければ近づけるほど、回転にブレが少なく、滑らかで長時間回り続けるのはご想像頂けるだろう。スピーカーにおいてブレ、言い換えると歪の少なさは、音質面で明らかなアドバーンテージとして現れる。今回の試聴時にも耳を傾けたいポイントだ。


ほか、ATH-ADX5000にはアルカンターラ素材のイヤーパッドが付属するのに対し、ATH-ADX7000は出荷標準として超高級ベルベット素材を採用した妙中パイル織物社製イヤーパッドが装着され、アルカンターラ社製イヤーパッドも同梱される。


実機を並べてみると、似て非なることに気づく。両機とも一目でオーディオテクニカの定番オープンバックと分かるものだが、ヘッドバンドのスライダーはATH-ADX5000が金属板を打ち抜き加工したものなのに対し、ATH-ADX7000は肉厚のチタンをフレームのように立体的に加工している。長さ調整時のカチっとしたフィーリングや精度も併せ、剛性の違いが音の違いとしても現れそうだ。



比較レビュー:「精度の高さ」が音に表れている

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