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公開日 2023/09/27 06:30
JVC製USB-Cイヤホンがラインナップを拡充

音楽にもオンライン会議にも活躍! JVCの開放型お手軽USB-Cイヤホン「HA-FR17UC」レビュー

工藤寛顕(だいせんせい)

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HA-FR17UC

テレワーク普及で注目続く「有線イヤホン」。JVCのUSB-Cモデルがラインナップ拡充



コロナ禍でのテレワークの普及に伴い、近年シェアを広げるワイヤレスイヤホンだけでなく、有線のイヤホンやヘッドセットといった製品も通話時に必須のアイテムとして注目が集まった。徐々にオフィスワークが再開されつつある現在においてもその需要は衰えず、オンライン会議の一般化と合わせて再評価されたカテゴリと言えるだろう。

JVCケンウッドより新たに発売された「HA-FR17UC」(予想実売価格 税込2,750円前後)もまた、そうした需要に応える製品のひとつだ。接続端子にUSB Type-Cを採用した開放型の有線イヤホンで、PCやスマートフォンでの使用にマッチした仕様となっている。今回はそんなHA-FR17UCについて、使い勝手から音質までチェックしていきたい。

昨今のスマートフォンにはイヤホンジャックが搭載されていない機種も多く、3.5mmプラグが付いたイヤホンを使うには変換アダプタを用意する必要がある。本製品はUSB Type-C端子にそのまま接続できるため、外出先でスマートフォンにイヤホンを直接つなげてすぐに使いたいという場面でもサッと使うことができる。

また、ワイヤレスイヤホンと違って充電の必要がなく、カバンに入れっぱなしでも充電切れの心配もないため、ふとした時にいつでも使える。もちろんBluetoothのペアリングも不要なので、スマートフォンとノートPCなどで使い分けることも容易だ。普段使いの利便性や取り回しの良さではワイヤレスイヤホンも魅力的だが、利用シーンやその頻度によってはUSB Type-C接続の方が汎用性が高いと感じる人も少なくないはずだ。

ちなみに、本製品に近い特徴を持つ製品としては、同じくJVCが今年5月に発売した「HA-FR9UC」(レビュー記事)が挙げられる。こちらはイヤーピースが付いた一般的なカナル型イヤホンで、型番の通り同社の「HA-FR9」というイヤホンがベースとなっている。一方、現状のJVCの有線イヤホンのラインナップにはインナーイヤーのモデルがほとんど無く、ましてやUSB Type-C接続の製品ともなると他社を含めても珍しい部類に入る。そういった意味でも面白い位置づけの製品だ。

開放型の本機(左)、カナル型の「HA-FR9UC」(右)と、JVCのUSB-Cイヤホンがラインナップを拡充

脱着のしやすさや装着感のラクさも魅力的。使い心地の手軽さで大活躍



まずは外観から見ていこう。イヤーピースが無いインナーイヤー型のイヤホン部は真円ではなく、いわゆるEarPodsライクな先細りのデザインだ。耳への収まりも良く、音もより耳穴に近い位置から再生されるため集中して聴きやすい。流石に騒音下での遮音性はカナル型に分があるものの、一般的なオンライン会議時のように周りがある程度静かな環境であれば、むしろ圧迫感も少なく、快適に再生できる。

通話の品質も快適。音楽再生は「安定して長時間使いやすい音質」

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