トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2017/01/10 11:39
【特別企画】オーディオファン向け防音工事会社 アコースティックラボ主催イベント

吸音材の配置で音質はどう変わる? 試聴会「Acoustic Audio Forum」密着レポート!

編集部:小野佳希

前のページ 1 2 次のページ

音は反射・拡散したり、物体によって吸収されたりする。この吸音や音の反射はオーディオやホームシアターにとって音質に影響する重要な要素のひとつだ。その「吸音」について実践的に体験できる試聴会「第36回Acoustic Audio Forum」が開催された。同イベントの模様を徹底レポートする。


■“オーディオに適した”防音を体感できる試聴会

吸音のためのアクセサリーが販売されていたり、スピーカーの内部にも吸音材が配置されていたりと、オーディオにおいて吸音で音質調整することはポピュラーな手法。それをもっと大元のレベルまで突き詰めて考えると「自分にとって理想的な吸音状態の部屋を作るにはどうすればいいのか」という点にいきつく。

そんな悩みを解決するためのヒントになるのが、今回レポートするイベント「第36回Acoustic Audio Forum」。オーディオファン向けの防音工事や、プロが使う音楽スタジオの施行などを多数手掛ける“音楽家のための防音工事会社”アコースティックラボが開催している試聴会だ。

会場は同社の蔵前ショールーム。オーディオファン向けの物件を数多く手掛ける同社のノウハウが詰まった“音の良い防音室”だ

そもそも、オーディオ趣味において部屋の重要性は極めて大きい。どんなにハイエンドな機器を手に入れたとしても、その機器で鳴らされる音が響く空間がきちんとしていなければ、機器のポテンシャルを十分に引き出せないからだ。

ただ、機器を買い換えるようには部屋は簡単には作り直せない。防音工事は“ぶっつけ本番”になることが多いと言わざるをえないのが現実だ。

そんななか、防音工事で部屋がどのように変わるのかを事前に体感できればこれほど心強いことはないだろう。そんな“オーディオと防音工事”について体験できるのが、このアコースティックオーディオフォーラムなのだ。

蔵前ショールームには試聴会に使用した部屋以外にも防音室があり、休憩時間にはそれらの部屋も見学することができた

■7パターンの吸音で音質の違いを体験

本イベントは毎月テーマを変えながら定期的に開催されており、今回のテーマは「吸音(配置)によるステレオ音場の調整を考える」。読んで字のごとく、吸音によって音楽の聴こえ方がどのように違ってくるのかを体験できるというものだ。

会場はJR浅草橋駅から徒歩数分程度の場所にある同社の蔵前ショールーム。同社が長年培ってきたノウハウを注ぎ込んで作られた“音のいい”防音室で、様々な実験を行うのだ。

音源の違いで吸音の仕方も変わる?

前のページ 1 2 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 オーディオ銘機賞「ベストバリュー大賞」受賞! DALIの技術と美学を凝縮した「KUPID」の実力に迫る
2 “スイング式”インシュレーターに薄型モデルが登場!セレニティ 静寂-Shijima-の「SWI-10」使いこなしレポート
3 トップクラスのながら聴きイヤホンにさらなる機能性がプラス!Shokz「OpenFit 2+」レビュー
4 <ポタフェス>SHANLING、水月雨監修のポータブルCDプレーヤー「Crossover」世界初公開/ONIX、超小型DAC「Tocata XM2」初展示
5 <ポタフェス>見た目も音もこだわった、HiBy Digitalの「初音ミク」コラボアイテム展示/FAudio「Major」に後継機か
6 大好きな車とバイクを眺める6畳空間に、4K/100型のホームシアターを実現
7 SHANLING、サブミニチュア真空管をデュアル搭載したポータブルDAC/アンプ「UA7」
8 Oriolus、落ち着いた音色と現代的な機能性を両立したBluetoothアンプ「1795MKII」
9 ピクセラ、テレビを見るとポイントが貯まるワイヤレスチューナー「ポイテレ」
10 <ポタフェス>オーディオテクニカ、フラグシップ機「ATH-ADX7000」「ATH-TWX9M2」を堪能
12/15 11:02 更新

WEB