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公開日 2026/02/16 17:45
「高圧・高温水噴流」に対する保護等級

JISの防水防塵等級「IPコード」に最高水準の「9」追加。国際基準にあわせ、23年ぶりに刷新

編集部:小野佳希


家電などの防水防塵等級「IPコード」に関する日本産業規格(JIS)が刷新され、防水の保護等級に従来よりも高い「9」が追加された。


一般財団法人日本規格協会が、23年ぶりにIPコード(電気機械器具の保護等級)のJISを刷新。2003年から20年以上にわたり日本の電気機器の防水・防塵基準として利用されてきた「JIS C 0920」の後継規格として「JIS C 60529」を発行した。


同規格では、上記のとおり最高水準の防水の保護等級「9」を導入。水の浸入に対する保護等級を表す第二特性数字に、従来の最高等級であった保護等級「8」を超え、「高圧・高温水噴流」に対する保護等級「9」が導入された。


これにより、過酷な環境で使用される機器の性能をより正確に評価・表示することが可能になるとしている。



そして保護等級「9」の導入に伴い、詳細な試験装置、試験条件、および試験方法を規定。また、規格番号を従来の4桁(0920)から、対応国際規格と同じ5桁の「JIS C 60529」へ変更することで、海外の仕様書や取扱説明書との照合を容易にできるよう配慮した。


さらに、旧規格に存在した日本独自の附属書(油に対する保護等級など)を削除。国際規格と完全に一致させることで、規格の透明性を高めたという。


日本規格協会は今回の措置について、「近年の技術進歩に伴い、医療機器や電子機器等の分野で高まった『高圧・高温水』に対する保護への需要に応えるとともに、規格番号を国際規格(IEC 60529)と一致させることで、日本企業の海外展開における利便性を飛躍的に向上させることを目的としている」と説明。


対応国際規格であるIEC 60529は、2013年の改訂に伴い高圧・高温水噴流に対する保護等級が追加されていた。近年、製品の用途拡大などにより、電気・電子・医療機器分野の製品規格においてこの保護等級の適用が広がりつつあることから、グローバル市場での取引を円滑にするために、JISの整合化が強く望まれていたと背景を説明している。


 

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