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公開日 2026/01/07 17:12
Snapdragonプラットフォームを採用

<CES>Razer、“AIネイティブ”ヘッドセット「Project Motoko」。イヤーカップ部にAIカメラ搭載

編集部:原田郁未

Razerは、米ラスベガスで開催中の「CES 2026」にあわせて、“AIネイティブ”なワイヤレスヘッドセットのコンセプトモデル「Project Motoko」を発表した。



「Project Motoko」のヘッドセット


Snapdragonプラットフォームを採用し、コンテクスト認識やリアルタイム映像処理、直感的な操作をワイヤレスで実現すると同社は説明。現在は、2026年第2四半期(Q2)の提供に向けて開発者キット登録を案内している状況だ。


最大の特徴は、イヤーカップ部に搭載されたデュアルFPV(一人称視点)カメラだ。カメラは目線の高さで自然な視点に一致する映像を取得し、ユーザーが注目している対象を把握して意図の解釈につなげるという。奥行きも立体視レベルで読み取り、対象をサブミリメートル級の精度で特定できるとし、記号やテキストなども認識するという。


街中の標識翻訳や書類の即時要約などに活用を想定している。人間の視覚が焦点領域に制約を持つのに対し、同機は広い注意領域を維持し、周辺情報まで取得できるという。AIプラットフォームは、Grok、OpenAI、Geminiなど主要ソリューションとの連携に対応し、用途に応じて切り替えられる。


そのほか、スケジュールや好み、習慣などに合わせて適応するフルタイムAIアシスタントとしての利用も想定。通勤中や作業中、ゲーム中など手が塞がる場面でも音声による操作・支援を継続できるとしている。


料理の手順ガイダンス、旅行時のリアルタイム翻訳、ハンズフリーのタスク管理、修理作業中の音声指示、ゲーム向けガイダンスなどでの用途を想定しているという。


音声面では、遠距離・近距離のデュアルマイクによる音声検出を搭載。複数マイクが連携してユーザーの声を捉えるほか、カメラの視野内にいる被写体の会話を拾い、環境音も感知することで、近距離・遠距離いずれの音も検出・処理できるとしている。


これにより、状況を即座に解釈して応答するオーディオフィードバックを行い、ハンズフリー操作を支援するとのこと。


さらに、機械学習用途として、人間視点(POV)の映像を奥行き・焦点・注意パターンと合わせて取得し、ロボティクスや自律システムの学習用データとして提供する構想も示した。同社は今後、Qualcomm Technologiesとの協業により、ゲーム体験の向上に加え、日常生活への技術統合を見据えたプラットフォームを構築するという。

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